学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

9月20日 帰国。期待と不安。

ご無沙汰しております。
先月末、無事に日本へ帰国しました。帰国してちょうど一カ月。バタバタと慌ただしく毎日が過ぎて行き、ようやくブログを書ける程度に落ち着きを取り戻して来たので、この辺で軽く経過を書きたいと思います。

帰国直後はスーパーに並ぶ商品のプラスチックの量と添加物の多さに逆カルチャーショックを受けた。この国での生活がまた始まる。それは、フランスへ行った時に感じたものと少し似ていた。期待と不安。

期待と言ってもそれは、自分の家に住めることや、畑や田んぼを再開できることの喜び。家族や親しい友人たちとの再会。どちらかと言えば、社会に対する不安の方が大きかったかもしれない。日本の社会の中での暮らしがまた始まる。それはある意味大きなプレッシャーとなって私に伸し掛かっていた。学校・ママ友・近所づきあい。大丈夫かな?上手くやっていけるかな?帰国前、そんな不安がグルグルと渦巻いていた。

 

自宅に帰って1週間もしないうち、マリ君が3週間の出張へ行ってしまったので、私と子どもたちは慣れない生活の中、何とか3人でリズムを取り戻していった。そして今週の月曜から子どもたちは学校へ復学した。

日本の学校へ復学することは帰国前から家族で話し合って決めていた。1カ月通ってみて、行くか行かないか判断しよう。そう言う約束で。子ども達もまた、期待と不安でいっぱいだった。友達との再会への喜びや給食をまた食べたいと言う気持ち。と同時に、漢字大丈夫かな?授業分かるかな?と言った勉強面への不安。

私は私で、日本の学校と言う日本社会の縮図の中で、我が子たちは上手くやっていけるのか?そしてまた、それが果たして子ども達にとっていい影響を与えるものなのか?そんな自問自答を続けながらも、最終的に判断するのも努力するのも子ども達だと自分に言い聞かせた。



月曜日から通い始めて5日目。思ったよりも楽しんでいる様子だった。フランスでは学校が週4日だったので、日本でも週に1日はお休みしてもいいかなと思っていた。昨日はさすがに疲れた様子だったし、眼科へ行く予定もあったので「木曜は学校お休みしよう」と提案したが、キキもメイも「図工の授業には出たいから5・6時間目は行く!」と言って、午後から出席した。

つまらない授業もあるけど、楽しい授業もある。楽しい授業を受ける喜びが、つまらない授業を受ける苦痛を上回れば、苦難だって乗り越えられるものだ。人生てそんなもんだよね。それが分かって、上手く自分で切り替えられるようになれば、生きるのがもっと楽になるかもしれない。

 

そんな事を思いつつ、1週間無事に過ごせたことに安堵。5年生のキキのクラスは、去年まで40人いたので2クラスあったが、今年は35人しかいないらしく、1クラスになっていた。35人は多いと思うけど、今まで同じクラスになった事がない子達と一緒になれたことは、キキにとっては嬉しい事の様だ。

メイのクラスはギリギリ40人を超えていて、2クラスある。去年までは仲のいい友達と違うクラスだったけど、今年は同じクラスになっていて、メイは嬉しそうだった。

 

宿題が難しすぎてぐちゃぐちゃに丸めてしまったプリント。みんなと同じようにやりたいのに出来ない。そんな葛藤がキキに見えた。「宿題は、キキがやりたいなら教えてあげるから一緒にやろう。でも、キキがやりたくないなら、やらなくていいと思う。先生に何か言われたらママが説明する。」そう伝えたら、「今日はやらない」と答えた。

キキの学年の算数は今、「約分・通分」を勉強している。今まで教えてもらったこともない勉強が突然「宿題」として出される至難。それでも、月・火・水と、帰宅後すぐに「ママ教えて」と宿題を広げ、1時間を優に費やした。それでも、全部の宿題は終わらない。宿題は18時までと決めて、それ以降終わらなかったのは、やらなくていいよと言った。頑張りすぎてキキが壊れてしまうと思った。

 

まだ帰国して1カ月。復学して5日。焦らず、のんびり、自分たちのペースを守って続ける事が重要なように思える。頑張りすぎてしまうキキの代わりにブレーキをかけて、「今日は疲れた」と教えてくれるメイの言葉に耳を傾けて。

 

それぞれが、思うところがありながらも、毎日前に進んでいく。フランスで1年学校へ通った経験は、キキとメイにとって大きな自信となり、挑戦する活力にもなっている様に思う。

子ども達は素直なので、きっと「1カ月は続ける約束」を従順に守ると思う。1カ月は苦しくても頑張る。子ども達が挑戦したいと思う限り、その苦しさが出来る限り苦しくならない様に、私はサポートしてあげたいと思う。

 

果たしてこれからどうなるのでしょうか?相変わらずの期待と不安を胸に、今は出来る事を1つずつやっていこうと思う。

サマーキャンプ

フランスでは夏休みが2ヶ月ととても長いので、子ども達はサマーキャンプに出かける習慣がある。サマーキャンプは各地で行われていて、様々な年齢の子ども達がいろいろな地域から参加する。4泊〜長いものでは2週間と期間も選べる。

それぞれのサマーキャンプごとにテーマがあり、海や湖で過ごす水遊び全般やアウトドア各種、料理、演劇、アート、秘密基地作り、乗馬、ダンス、音楽、などなど、ありとあらゆるテーマが揃っている。もちろん、近場に行きたいサマーキャンプがあかもしれないし、ちょっと遠出をして日頃できない事をするサマーキャンプを選ぶかもしれない。

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我が子たちは、フランスに来るまでサマーキャンプに参加した事はない。去年の冬に、初めて1泊2日と4泊5日のキッズキャンプに参加した。

メイはどこでも寝られるタイプなので問題なく楽しめた様だけど、キキは音や光に敏感で寂しがり屋の繊細さん。なので、4泊5日は大丈夫かな〜?と心配だったけど、行ってみたいというので送り出した。帰って来て話を聞くと、4泊中、2泊は泣いてしまったけど、すごく楽しかった!との事だった。

 

そんな訳で、夏休みはそれこそいろいろなサマーキャンプがあるので、子どもに聞いてみると「行きたい!」と即答だった。まだまだサマーキャンプ初心者なので、お友達も参加するであろう近場のキャンプの中から選ぶことにした。

テーマは4つ。「ウォーターアクティビティ(カヌーやカヤックなど)」「映画創作」「山登り」「ロバとトレッキング」で、どれも4泊5日。

2人は「映画創作」と「ロバとトレッキング」に参加することに決めた。周りの子達に聞いてみると、仲の良い友達2〜3人も同じキャンプにに参加する様で、勝手に少し安心。

 

先週は「映画創作」のサマーキャンプに参加し、今週の月曜日から「ロバとトレッキング」に参加している2人。今日はいよいよお迎えの日だ。

きっと楽しんでいるんだろうけど、毎晩「キキちゃんと寝られてるかなー?」とか「泣いてないかな?」と勝手に心配する母。

泣いてしまっても次もまた行きたいと思えるなら、それもアリなんだなーと、前回思った。怖いけど、やってみる。そうやって少しずつ挑戦を続けて大きくなっていくんだね。

 

不安で寂しいのは、実は私の方だったりして!

サマーキャンプのお話は、今日の子ども達の話を聞いて、また次回書きたいと思います😊

大好きな映画「アバター」の続編

昨日から子ども達がサマーキャンプでいないので、久しぶりにマリ君と夜映画を観た📽

選んだ映画は前々から見たかった「Avatar way of water」にした。

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アバターは大好きなのでいろいろと語りたいことがあるんだけど、結果から言わせて下さい。

本当に本当に残念な続編で、☆1でした。なので、皆さまにはこの映画オススメはしません、、

 

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最初のアバターを観た時は、映像が綺麗で話に取り込まれすぐに大好きな映画になった。ただ、唯一どうしても好きになれなかったのがラスト少し前のシーン。主人公と敵が戦うシーンで、敵がとにかくしつこくてこのシーンが長い長い。「どうせ死ぬと思うから早く死んでくれよ〜」と思わせ、それまでの感動も興醒めした。

とにかく、このシーンさえなければ、 私の好きな映画の中では殿堂入りしたんだけどな。。

5年くらい経って2回目に観た時も、最後の感想は全く一緒だった。

 

それでも、あのアバターの続編が出たと聞いて、観てみたい!と楽しみにしていた。そして今日ようやく観られたけど、本当にがっかりした。衝撃的な事実は、あの私が嫌いなシーンが序盤から終盤まで続いている、そんな様な映画だった。

もうこれは、ファンタジーではなく、アクション映画だね。

そして、映像もひどい。

ストーリーも映像もすごく雑。

 

今回は終始、興醒め。私、初めて観る映画で早送りしたの、人生で初めて。こんなことなら、続編なんて作らずに素晴らしい作品のままで終わりにして欲しかった。

そんな風に観客に思わせる映画って、なかなか無いよ。

 

あぁ、本当に残念.......

7月14日 フランスの大切な日

昨日は、7月14日。フランスではとても重要な日なのですが、なぜか知ってる人はいますか?

私はフランスに住んでいるのに、お恥ずかしながら知りませんでした。歴史に詳しい人はきっと知ってるかもしれません。

 

7月14日は、フランス革命が起こった日。この革命では、ベルサイユ宮殿からルイ16世やマリーアントワネットが引きずり出され処刑されることになりました。王家が好き勝手に贅沢三昧し、必死に働いてもその贅沢のために高い税金としてお金を搾り取られ、パン切れすらも食べられない国民達の不満や怒りが爆発することによって起こりました。

革命には多大な犠牲が伴います。でも、その革命が起きたからこそ、今のフランスがある。フランス人は革命を起こした歴史を誇らしく思っていると思います。だからこそ、いかなる権力や脅威にも屈しない精神を今のフランス人が引き継いでいる、そんな気がします。

理不尽なことには立ち上がり、自分たちの意見を主張するために戦う。だからストライキやデモが頻繁に起こる。それは、歴史から学んだフランス人の知恵と強さなんだと思います。

 


革命がおこると、今まで権力を握っていた人々が地に這い、地を這っていた者たちが権力を握る。強かった者が弱くなり、弱かった者が強くなること。まさに、天と地がひっくり返ることである。

それは、当たり前が当たり前じゃなくなる瞬間だ。

 

私たちは歴史から学び、同じことを繰り返してはいけないよね。

別れの手紙

フランスでは今日から夏休み。だから昨日は、いよいよ、学校最後の日だった。

 

いつも通り放課後は学校の横の公園で遊ぶ子ども達。私もおやつを持ってその公園へ向かった。いつもなら時間通りに着く様に行くんだけど、この日はクッキーを焼くのが間に合わなくて、20分ほど遅れてしまった🍪

焼きたてのクッキーを持って急いで公園へ向かうと、キキの担任の先生と行き合った。そして先生が、キキが学校の最後に大泣きしたと教えてくれた。

 

キキはこの日のために、ずいぶん前から先生に向けてと、友達に向けて手紙を書いていた。その手紙を毎日何回も何回も読み返しては書き直していた。マリ君にもスペルチェックをしてもらった。私ももう何十回もその手紙を読んでいるのを聞いた。そして手紙を読む度に悲しくなり、「泣いちゃいそう」と言っていた。

その手紙には、「今までありがとう。みんなと出会えて良かった。優しくしてくれてありがとう。みんなのこと、絶対に忘れない。これからも頑張って。また会えると願ってる。」そんな内容のことが書かれていた。

 

そして公園に着くと、仲のいいお母さんが教えてくれた。

「キキが書いた手紙を先生がみんなの前で読んだ時、キキが泣き始めた。そしたら、イザリンとルーがもらい泣きして、パロマもしくしく泣いていて、私ももらい泣きしちゃった。」

お別れって悲しいよね。私もその場にいたら涙ぐんでたかもしれない。

メイはあっからかんとしてる様に見えて、実は我慢するタイプだからな。キキとは正反対だけど、きっと悲しかったと思う。

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去年の9月に学校へ行き始めた時は、「学校行きたくないー」「早く日本に帰りたいー」と言っていたのに、10ヶ月後には別れるのが悲しくなるくらい、大好きなお友達ができて、楽しい思い出をいっぱい作れたんだね。

 

悲しい思いや辛い思いはしたくないと思ってしまうけど、人と深く関わるってそーゆー事だと思うの。だから、本当に、本当に、キキとメイはこの学校に通えて幸せだったと思う。

 

学校初日からすぐに娘たちを受け入れてくれた友達。分からないことを教えてくれて、悲しい時は寄り添ってくれたね。お泊まり会も何度もしたし、スキーやスケートも一緒に行った。放課後毎日の様に公園で遊んで、おやつを交換して、野原を駆け回ってクタクタになるまで遊んで、帰りが19時だったこともあったね。ケンカもしたけど、次の日には仲直り。

そりゃあ、離れ難いよ。毎日、全力で遊んだんだもん。

 

あと2ヶ月あるけど、寂しいなー。私も。

でも、ここでの経験はきっと彼女達の心に残り続けると思う。大好きな友達がフランスにもいる。フランスに帰る度に会いたい人が増えたね。

友達は人生の宝だから!勉強よりもずっとずっと大切なもの。大好きな人は多ければ多い方が良いよね。

 

でもまだあと2ヶ月夏休みがある!湖にキャンプ、トレッキングやコンサート、何一つ思い残すことのない様に、全力で夏休みを遊び尽くそう!!

学校最後の1週間は、授業なし!

さすが、フランス!?それとも、この学校が特別なのか分からないけど、こーゆうの良いよね〜♡子どもは嬉しいだろうなー😊

 

最後は特別授業みたいな感じで、半日はカヤック、半日は個々家から持って来たボードゲームで遊んだり!子ども達とても楽しみにしてました😊

 

昨日はカヤック遠足的な感じで、少し遠出をした湖でカヤックをして来たらしい。自然の中でいろいろなアクティビティが出来るのは、田舎に住んでる特権だね😆

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ボランティアで保護者1人が付き添いするんだけど、この日は私が付き添いしたよ🥰日頃見られない子ども達の姿を見る事ができて、とても楽しかったー!

 

金曜日には、今年で退職するとか異動になる先生のお別れ会をやるのだそう。最後の1週間はお楽しみで、とっても楽しそうだね♪

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楽しいことがあるから、辛いことを乗り越えられたりするよね。だから、学校って楽しい所でもあるんだ、って思えるとても良い機会だなーとも思ったよ。

 

何にしても、楽しい思い出をいっぱい作って、子ども達の心にいつまでも残ると良いなーと思います☺️

フランスの学校も間もなく終了…

日本では週2日で学校に通っていた、半ホームスクールの我が子たち。2022年9月から、フランスの学校へ通い始め、いよいよ学年末となった。今週で学校が終わり、2ヶ月の夏休みへ突入する。

 

フランスで「暮らす」のは、私も娘たちも、今回が初めて。だからもちろん、フランスの学校も初めて。フランスへ来る前は、「例え学校に行きたがらなくても、冬休みまでは何とか励まして、頑張ってもらおう」と、マリ君と相談して決めていた。

 

そんな私たちの心配をよそに、娘たちは最初こそ泣いてしまったり、嫌がったりすることもあったけれど、友達にも恵まれて、毎日楽しく通う事ができた。そして気が付けば、目標としていた冬休みもとうに過ぎ、10ヶ月間の学校生活も、もうすぐ終わろうとしている。

本当に頑張ったなー!と思うし、いっぱい成長したし、最後までやり抜いた娘たちを、とても誇らしく思う。

 

この先、娘たちの道がどこへ続いているのか、正直、分からない。でも、どこへ行っても楽しく逞しく生きて欲しいと思う。

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本当に大切なことは、実はとても少ない。それなのに、その少ない大切な事さえも、人はいとも容易く見失ってしまう。

娘たちは、その大切な事を、私なんかよりずっと良く分かっているだろう。

 

今に生きる子ども達。

今を全力で駆け抜けるその姿は、いつだって輝いている。

 

この先、キキとメイにも、取捨選択する時が来るだろう。2人がどんな選択をしても、いつでも応援してあげられる、そんな存在でいたい。「ママとパパは、いつだって自分たちの味方」そんな風に思っていてもらいたい。

 

どこまでも続く青空に初夏の爽やかさを感じながら、そんな事を思った日でした。

 

4日間のパリ♡

期間限定フランス移住も、残るところあと3ヶ月。フランス周遊もしたいし、ヨーロッパの他の国も行きたいと思っていたけど、あっという間に時間は過ぎ、のんびり旅行をする時間もなくなって来た。

 

そんな訳で、学校を金曜・月曜+火曜の午前とお休みして、パリ旅に行って来たよー!のお話。

 

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パリの王道と言えば、エッフェル塔凱旋門シャンゼリゼ通り通りやルーブル美術館。他にも外せないサクレ・カールやノートルダム大聖堂。その他、数ある美術館に博物館、歴史的建物などなど、挙げればキリがない。。

4日間ではとても全て周りきれないので、今回は行きたい場所を厳選して一つ一つをじっくり周ることに!小学生の子どもでも楽しめる場所を選んだよ。

 

まず1日目はコチラ!
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この絵、誰だか分かった人いるかなー?フランスでは誰もが知ってる、そう、ルイ14世です。この絵が飾ってあるのは、その昔、ルイ14世を始めその他フランス国王や王妃が暮らしていた場所、「ベルサイユ宮殿」。


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日本で「ベルサイユ宮殿」と言えば、「マリーアントワネット」をまず思い浮かべる人が多いかも。もちろん、そのマリーアントワネットもこの宮殿に暮らしていたよ。

キキはちょうど学校の歴史の授業で、「ルイ14世」や「マリーアントワネット」、「フランス革命」について勉強していたので、ベルサイユ宮殿を訪れる事に大興奮!

私もマリーアントワネットの映画を観たり「ベルサイユの薔薇」を熟読したりしていたので、ベルサイユ宮殿は一度は訪れてみたいと思っていた場所。

 

人が多すぎてゆっくり見れなかったけど、特に感動したのはやっぱり素晴らしい庭園でした。日本人ツアーではその広い敷地の隅々まで周らないツアーが多いと思うけど、ベルサイユ宮殿を訪れた際は「プチ・トリアノン」や「王妃の里村」は絶対に訪れた方が良いです!!

 

それにしても、ベルサイユ宮殿の敷地は広い広い。宮殿自体はすぐに見終わってしまうんだけど、離宮やその他の敷地内を全部見ようと思ったら、本当に1日がかり。足がとてもくたびれました~。

 

2日目はパリ市内散策。

私もマリ君も、子どもが生まれる前にパリ市内の観光を一緒にしたけど、子ども達は初めてなので、取り合えず王道を一通り周ることにしたよ。

エッフェル塔から凱旋門シャンゼリゼ通りを通ってルーブル美術館へ。ルーブル美術館は、絵画に興味のない子ども達と入館しても面白くないだろうなーと思ったので、外のピラミッドを観て終わり。子ども達が中学生や高校生くらいになったら、また来たいなーと思ったよ。

 

そして午後は、友人が働いているバーでお祭りがあったでの参加。子ども向けのワークショップもあって、子ども達も大喜び♡
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道路に絵を描くワークショップでは、メイが夢中になってお絵かき。知らないおじさんが絵の描き方など教えてくれて、とっても素敵なアートが完成☆彡

 

そして3日目は「シテ科学産業博物館」へ。

午前中はパリに住む友達と博物館敷地内の公園でピクニック。午後からは博物館内へ。こちらはいろいろな子ども向けのワークショップを開催しており、予約が必要なものも。

数学・料理・宇宙などいろいろな分野ごとに分かれていて、とても興味深い。丸1日居ても十分に楽しめるくらい館内は広く、様々なアクティビティを催しているので、小学生の子連れには本当に持ってこいの場所。

庭もとても広く公園や飲食店もあるので、朝から夜まで楽しめる場所です。

 

最終日の4日目は、「Jardin des plantes」と言うパリ植物園へ。

こちらもまたまたひろ~い敷地内に、様々な分野の博物館が点在しており、1日かけて周ります。公園自体は無料なんだけど、博物館に入場ごとに料金がかかる。

敷地内には、石の博物館、熱帯庭園(合ってるかな?)、動物の博物館、骨の博物館があったよ。

骨の博物館

博物館は要予約?の様なので、予約する際は周る順番をよく考える事をオススメします!私たちはマリ君が全部予約したんだけど、それぞれの博物館の位置を把握していなかったので、広い敷地の端から端までを行ったり来たり~。子ども達もぐったり~。

お昼は植物園内でピクニックをしても良いし、植物園の近くには飲食店が多く並ぶ通りもあるので、ランチに出かけても◎

 

動物の博物館

動物の博物館が1番広いので、ここをゆっくり周るのが1番いいかな~と思う。この建物の中には軽食を食べられるカフェも併設されているので、天気が悪い日はここでお昼を食べてもいいね!

と、こんな感じで、パリの4日間はあっと言う間に過ぎて行きました~!今回は小学生の子どもでも楽しめる場所を多くピックアップして周ったので、次回、子ども達がもう少し大きくなったら、美術館を周ったりコンサートを楽しんだりしてみたいな~と思ったのでした♬

 

旅の最後は、キキがフランスに来る前から念願だった「マカロン」をパティスリーで買って食べたよー!

 

世界はいつだって美しい

ここ最近、暗い話題が続いていたけど、今日は、とてもとても良い話。

 

人生、山あり、谷あり

苦あれば、楽あり、だからね😊

 

 

私たちが住んでいる小さな村に、ある若い男性が住んでいる。彼の名前は、ヨハン。30代前半だろうか。

ヨハンはこの標高1500m、人口300人の小さな村で、農場を営んでいる。標高が高く雪も多いこの地域は、寒い時期が長く、6月頃まで霜が降りるので、野菜を育てるにはあまり適していない。だから、彼以外で農業を生業としている人は、周りにはいない。

 

彼の農場は、そんな村の、更に山の中にある。そこに、ビニールハウスを建て、ほぼ一人で作業をしているヨハン。

彼には他の人と違うところが、もう一つある。

それは、足がない、と言うこと。彼は、両足の膝上から足を切断してしまったので、義足をつけている。

 

足を切断した理由は、スキーをしている時に雪崩に巻き込まれてしまったためだ。雪崩に巻き込まれた場合、多くのケースで命を落としたり、低酸素脳症になり重い後遺症が残ったりする。それ程、雪崩は危険なのだ。

彼の場合は、両足を失った。

 

私は、その時の事を何も知らないし、ヨハンの話は人伝にしか聞いたことがないので、詳しいことは良く分からない。

それでも、当時の彼の気持ちを想像すれば、それがどんなに辛い事であったかは、誰にでも分かる。

想像を絶する苦しみと絶望を乗り越えて、彼は今、穏やかに、そして誰よりも前向きに暮らしている。

 

両足を失った事を嘆くことなく、こんな村で農業なんて無理だと囁かれていても、それでも挑戦し、成し遂げた。不可能を可能にした。

 

もし、私が彼と同じ境遇だったら、私はそこまで出来るだろうか。足がない事を理由に、出来るかもしれない事にも挑戦しないかもしれない。

本当に尊敬する。

絶対に自分の人生を諦めない。

そんなメッセージを受け取った気がした。

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つい先日、マリ君と軽いハイキングがてら、彼の農場に立ち寄った。私は初めて彼の農場を訪れた。一人でやるにはとても広く、段差や傾斜もあり、普通の人でも決して楽な畑ではない。そこで一人、黙々と作業をしているヨハン。

「ボンジュール!」

とマリ君が声を掛ける。マリ君は何度か彼の農場を手伝った事があるので、彼とは友達だ。

 

仕事の手を休めて、これからのプロジェクトなどを話してくれた。帰り際、年配の男性と入れ違った。すれ違う時に挨拶をして、少し世間話をした。

彼はもう定年退職しており、奥さんを3年前に癌で亡くしたと話してくれた。そして彼は、このヨハンの農場に頻繁に足を運んでいると言う。

 

「もし僕に息子がいたら、ヨハンみたいな息子が欲しかった。僕には娘しか居ないんだけどね。」

と彼は言う。

「ヨハンは僕の理想だ。本当に尊敬している。僕も彼の様に生きたい。」

と続けた。

その言葉に、私はとても感動してしまった。もう定年退職した年配の男性が、自分の半分も生きていないヨハンの事を、これ程に慕い、尊敬している。

 

ただ、それだけで、私はとても嬉しくなった。

世界はいつだって美しいのだ。

自分がどこに焦点を当てるかで、世界の見え方が違って来る。自分次第で、世界は美しくも、汚くもなる。

 

それなら、やっぱり、私は美しい世界を見ていたい。できない事に目を向けるのではなく、できる事に目を向けて、今を精一杯生きたい。

 

私も、ヨハンの様に生きてみたい、そう思った。

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光と影

昨日、一昨日と私の愚痴が続いてしまってすみません。私は時々、毒を吐き出す必要があります。

普通の人は、毒を吐きたくなる時ってないのかな?そんな時は、みんなどうしてるの??

 

私は、子ども達の前では姉の悪口を絶対に言わない。出来れば、マリ君にも言いたくない。

近しい人に姉の愚痴を言ってしまうと、私の意見が彼らの頭の中に刷り込まれて、先入観を植え付けてしまうと思うから。

家族として、これからも関わって行く訳だし、出来れば、ニュートラルに姉と接して欲しい。

 

そんな訳で、他に話せる人も近くにいなく、今回はブログに書きました。

私の深い闇の部分。

いつもは楽観的だし、フワフワしてると思うんだけど、実は結構深い闇がある。

 

でも、光があれば影がある様に、誰でも闇の部分てあるのかな?みんな見せないだけ??それとも、本当に光しか存在しないの?

どっちにしても、闇がない人たちは、とても真っ直ぐに育ったのでしょう。羨ましいです。

 

でも人を羨んでも仕方がないので、自分に出来ることをするしかないよね。

 

人を羨まず、見返りを求めず、綺麗なものをキレイと素直に思える様に。苦しい人がいたら助けてあげられる様に。

日々、少しでもありたい自分に近づける様に。