学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

誕生日

つい先日、私の誕生日でした。もうこの歳になるとメデタイのかメデタクナイのか分からなくなるけど、また1年経ち、賢くなったと思うようにしています。誕生日パーティーをしたいと思う気持ちは全くないけど、家族に祝ってもらえるのは嬉しいものですね😊

 

そんな訳で、誕生日はなぜか2日に渡りお祝いしてもらいました。パティシエを夢見るキキから前もって何のケーキが食べたいか打診があり、今回はロールケーキを希望。マリくんにはランチに何を食べたいか聞かれ、前から気になっていた少し高級なオシャレな地中海料理の店へ行くことに。こんな機会じゃないと行かないからね!

前日から用意していたロールケーキを朝食のコーヒーと頂くことに。さすがキキ、上手にロールになっていて、とっても美味しかった♡メイからは可愛らしいイルカの硝子の置物、マリくんからは、なんと、前から欲しかったスノーボードをもらいました✨

 

それから、ランチに地中海料理レストランで私はシーザーチキンラップを頂き、その足で近くの湖でひと泳ぎ。良く遊びに来ていたその湖で泳ぐのは何とも4年ぶり!!??

水は冷たいけど、桟橋から飛び込むと気持ちいい〜☺️久しぶりの湖は、やっぱり水がキレイで、景色も美しく、繁忙期に入る前のこの時期は人もまばらで、何とも絵になる。やっぱり好きだな〜と思うと同時に、インバウンドで土地が買い荒らされるこのご時世、いつまでこの景色の中この湖で遊べるのかな?と少し悲しくもなる。

いやいや、だからこそ、今年はここで遊びまくろう!と思う。

 


帰りに美味しいジェラートを頂き、満足満足の1日となりました♡

 

 

アフリカの音楽

キキを妊娠するちょうど前の年、私はアフリカの音楽に出会った。きっかけは、仕事場にアフリカの音楽をやっているグループがチームビルディングのためにやって来たこと。当時私はビーガンカフェで働いていて、会場がそのカフェだったため私も一緒に参加することになった。

第一印象は、とにかくエネルギッシュで楽しい!ひと目で虜になった私。元々、音楽を聴くのも奏でるのも好きだったし、ダンスも大好きだったので、『やってみたい!』と思った。週に1回練習があって誰でも参加できたので、始めるまでにそう時間はかからなかった。

 

ジャンベの生音に合わせて身体を動かし、汗を流すのは快感以外の何ものでもなかった。上手く踊れても踊れなくても、音楽って楽しいもの!

そうして半年くらい経った頃、私はキキを妊娠して、出産を期に隣の村へ引越した。そしてメイが生まれて、子育てに追われる日々に、自分の時間なんてものは無かった。今思えば、どうにかして時間を作って続ければ良かったなーと思うけど、あの頃は自分の時間を持ちたいと思うヒマさえなく、自分自身はとにかく後回しだった。きっと多くのママはそうだと思う。でも、ママが自分らしくいるためには、1人で好きな事をする時間って、何よりも大切だって事が今なら分かる。今子育て中のママには、是非そういう時間を大切にして欲しいと思う。

 

何はともあれ、そうして私はアフリカの音楽から何年も遠ざかることになった。そしてキキが6歳の時に、また引越し前の村へ戻った。その頃には子育ても落ち着き、練習会場も近くなったのでまたアフリカンダンスを再開することにした。…が、なんとその頃にはダンサーが誰もいなくなっていて、ジャンベのみの練習会となっていた。

それでも、アフリカの音楽が好きな事に変わりはなく、今は太鼓を頑張ろうと思い、ジャンベの練習に励んだ。でもそれも長くは続かず、2年くらい経ったころには練習会自体がなくなってしまった。何とも悲しく、またアフリカの音楽を続けられなくなってしまった。

 

そうこうしているうちに、コロナが蔓延し、コロナの収束と共にフランスへプチ移住。日本とフランスを行ったり来たりの生活をしながら、ようやく落ち着いた2025年春。

ひょんな事から、車で4時間の村から月に1回アフリカンダンスのワークショップに来てくれる事が決まった。私がオーガナイザーとして日程調整や場所の確保をし、念願のアフリカンダンス再開を果たした。

最初は平日開催だったけど、もう一人参加したい仲間が仕事で週末しか参加できない事から、土曜開催となった。
そうなると、私も参加したいとメイ。それなら私もとキキ。

そんな訳で、娘たちと参加し始め、今ではメイはダンスや歌で一緒にステージあがるようになった。キキは思春期真っ盛りで、ダンスはほんの少し練習に参加、ジャンベの練習は参加するけど、ステージでやるのは恥ずかしい。

それでも、ずっと密かに温めていた『いつかキキとメイと一緒にやりたい』と思っていた事が、こんな形で実現して、実はとても嬉しい。2人とも音楽が大好きに育っていて、子ども達と同じものを好きでそれを共有できることが、母としては感慨深い。

 

いろいろあったけど、続けていて良かった!と思う。自分の好きな事を子どもが好きになってくれて良かった!と。これからも細く長く続けていきたいな♡

思春期

長女のキキは今年から中学生になった12歳。今まではあまり周りに流されず、キキらしく成長して来たのですが、中学校へ入学して、子どもケータイの購入と共に家で使える様にタブレットへLINEをインストールした事をきっかけに、一気に思春期へ突入。親や妹が鬱陶しい、隠しごとをする、すぐイライラする、LINEやメッセージばかり気にする時期がやって来た。正に思春期。

今までとてもママ・パパっ子だったキキが、突然遠くの世界へ行ってしまったようで、私は戸惑いと寂しさを強く感じる。ホームスクールの良い所は、やっぱり周りに流されずに、自分らしくあれる所だと気付いた。日本の社会の中で生活していると、どうしても周りと同じ色に染まりがちだ。キキが「周りと同じが良い」と良く言うように、あえて同じ色に染まりたいのだ。これも社会経験と思って普通は流してしまった方が良いのかもしれないけど、私は、キキがどんどん違う人になってしまう様で、心の中ではとても心配している。でも、それを押し付けたら、キキはきっと更に遠くへ行ってしまうだろうから、今はとにか見守る。もちろん、目に余ることは伝えるけれど。

 

先週、キキが「友達に告白された」と教えてくれた。そしてその後その彼と付き合うことにしたことも報告してくれた。ただその時、「本当にその子のこと好きなの?」と聞いたら、「断れないから付き合う」とか、「少し好き」と言っていたのが心配で、「断れないからって言う理由で付き合うのは良くないと思うよ」と諭した。

それがあったからか、その後は、一切その話をしなくなってしまった。先週末、電車で友達とイオンへ行くと(片道1時間半)言うので、「誰と行くの?」と聞くと、「多分AちゃんとBちゃんと行く…。」と少し濁すキキの言葉をふ〜ん、と聞いていた。その後、たまたま仲の良い家族と話している時にキキがイオンへ行く話になり、実はX君とY君も一緒に行くことが判明した。結局イオンから帰って来たあとも、男の子が一緒だったことは一言も言わなかった。

思春期ってこんなもんなんでしょうか…。12歳で彼氏なんて早いと思う昭和の私の考えは古いとしても、親に隠すようなこと…?と思ってしまう。男の子とか彼氏が云々ではなく、ウソをつかれるのは正直カナシイ…。隠しごとが増えて来る年頃だとは分かっていても、ライン引きが何とも難しいですね。どう伝えたら良いもんか…。難しい年頃です。

 

 

田植え。

今年も田植えの季節がやってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今年は天気の関係で週末予定していた田植えが月曜日になってしまった。毎年大勢の親子に参加してもらってる事から、月曜日だと人が集まらないのではないか…と不安があった。それでも地元小学校の運動会の振替休日となった月曜日、多くの小学生の友達親子が参加してくれて、田植えは11時半には植え終わってしまった。

年々、子ども達が大きくなるに連れて田植えも上手になり、また集中力も続くようになっていく。頼もしいものです。キキはもう中学生なので振替休日では無かったけど、学校を休んで田植えの手伝いを買って出てくれた。子ども達と農作業する時間は、私とマリくんにとっては本当に嬉しく心満たされる時間でもある。こうして毎年子ども達と、友達と、一緒に田んぼが出来る時間を大切にしたい。そしてこの時間が子ども達の記憶に宝物の様にいつまでも残ると良いなと思う。

中学生になりました

ついこの間、小学校に入学したと思っていた長女キキが、この4月に中学生になった。妹のメイももう5年生。月日が経つのは本当にあっという間で、儚いものです。

毎日登校を始めてからちょうど半年くらいが経った。今では学校へ行くの当たり前の日常となり、ホームスクールをしていた頃が本当に嘘のよう。手が離れてゆく寂しさを感じつつも、子どもの手をいつまでも握っていては巣立ってゆけぬだろうと分かっている。今この日常を、毎日を子どもと向き合うことが私にできること。

 

そんな感傷に浸りつつも、ようやく暖かくなって来たので、数年ぶりの農作業に精を出す。新しく借りた畑を耕し、畝を作り、種を撒いて、苗を植える。久しぶりの野良仕事は、心地よい汗と、無心になれる時間を与えてくれる。作物の育つ姿は子育ての幸福感に少し似ている。

 

最近の私は、子どもが学校へ行き始め事で時間に余裕ができたので、週に2日の仕事を始めた。ホームスクールをしている間は、子どもの事で手一杯だったので、自分のことは後回し。でも、その間に社会に役立つことをしたい、貢献したい、そんな思いが日々募っていた。

子ども達が学校へ行き始めた時期を境に、やりたいことに少しずつ挑戦してみることにした。その一つが仕事。社会と繋がりたい、そんな思いがずっとあった。それから、ホームスクールに関しての電子書籍出版プロジェクトにも参加している。私の様に迷った時、苦しい時、誰かの役に立てば良い、そんな思いから。あとは、地元で不登校の親の会を友人とひっそり立ち上げた。まだ2回しか開催してないけど、需要があるなら、細々と続けていきたい。それから昔趣味でやっていたアフリカンダンスも再開した。アフリカンダンスの仲間はみんな明るくて個性的でとてもエネルギッシュ。会う度に元気をもらえる。週末に練習があるので、キキとメイも一緒に行きたがる。一緒に行くと、キキはジャンベ、メイはダンスを一緒にやる。ずっと密かに一緒に踊りたいな〜、音楽やりたいな〜と思っていたのが、こんな形で実現するとは思わなかったから、とても嬉しい。エネルギーに溢れた大人たちに囲まれた2人には、本当に良い影響しかないと断言できる。

他にも、ピラティスを始めてみたいし、日本語ボランティアにも参加してみたい。やりたい事があるって、それだけで幸せを感じる。やりたい事、好きな事を通じてきっとたくさんの素敵な出会いも待ってるでしょう。 もうこの歳でと思わず、いつまでも好奇心を持って、挑戦していたい。

そんな近況の久しぶりの投稿でした✨

海外で「親知らず」が大炎症を起こしてしまった時…

という訳で、今回はフランスで親知らずが炎症を起こして、大惨事になったお話。

と言うか、先週の話なんですけどね。。先に言っておきます。皆さん、海外へ行く前には、必ず歯の治療を終えてから行きましょう…。

 

私は親知らずが4本生えかかっているんだけど、そのうちの1本はよく炎症を起こしていたので、前回フランスへプチ移住する前に抜きました。残りの3本は…「ま、いっか~。そのうちで」とほったらかしていたんだけど、今回、「あぁ、やっぱり抜いておけば良かった😢」と思う羽目になるのでした。

 

先週末から月曜にかけて、たまにしかない掛け持ちの仕事が3つ、同じタイミングで入ると言う奇跡が起きた!(笑)普段はのんびりやっている私だからこそ、「何か忘れるんじゃないか!?」と言う恐怖でストレスMax!プラス生理前で寝不足が続き、奥歯が痛み出す…。「あ、ちょっとヤバそう」と思いつつも、「そのうち治るでしょ~」と思ってほったらかしているうちに、あれよあれよと痛みが強くなり、とうとう口が1㎝ほどしか開かなくなる始末。鏡を見れば、左側だけアンパンマンの如くパンパンにほっぺが腫れてしまって、夜は激痛で眠れない。市販の痛み止めを夜中に2回飲んで、なんとか睡眠を保ちつつ「これはいよいよヤバくなって来た」と思い、次の日ようやく病院へ。

本来なら歯医者へ行くべきなんだろうけど、フランスは歯医者の予約取れない国ナンバーワン。(私の中でねw) 案の定、歯医者に電話しても空きはない。でも、こんだけ腫れてれば歯医者じゃなくても抗生物質出してくれるでしょ、ってことで隣町の病院へ行くことに。20時過ぎにようやく診察してもらえたけど、薬局は既に閉店している…。

しかも、私が独断で飲んでいた市販の痛み止めは、炎症をさらに悪化させてしまうらしく、すぐに止めるように指示が…。「え、でも、明日まで痛み止めなしで絶対に眠れないです…」と先生に交渉し、何とか1回分の抗生物質と痛み止めをゲット。

そして何とか一晩それで堪え、次の日、無事に薬局で1週間分の薬を受け取りました。

 

それにしても、先生の薬が入っている戸棚の中、ぐちゃぐちゃだったなー(笑)日本ではあり得ないけど、そこがまたフランスっぽい。

更に、「抗生物質も隣町の小さな薬局では品切れかもしれないから、最悪30㎞先の大きな町の薬局へ行ってね」と言われて、フランスで車の運転ができない私は冷や汗ダラダラ。「どうか、どうか、品切れでありませんように…」と言う私の願いは届き、事なきを得た。

 

もし、フランスで歯が痛くなったり頭が痛くなったら、まずこの”ドリプラン”をオススメします!処方箋が無くても薬局で買えるよ。今回の歯痛にも、お医者様にはこちらをもらいました。

フランスで痛み止めと言えば”ドリプラン”!

この写真は1000mgのものだけど、500mgのものも売っていて、飲む量は自分で調節するよ。私は今回、本当に激痛だったため、500mgを2錠(つまり1000mg1錠分)を飲みました。

それから、抗生物質として処方されたのは、こちら。

今回処方された抗生物質

これは飲むとお腹がゆるくなるので、食前もしくは食事の途中で飲むように指示されました。

 

国が違えば医療事情も違うものです。異国の地で病院にかかるのってイヤだよね~。ましてや、もし言葉がちんぷんかんぷんな国だったら…。恐ろしい~。

トドさんすうとホームスクール

前回、「ホームスクールとスマイルゼミの相性」についてブログに書いたので、今回は「トドさんすうとホームスクール」について私の見解を述べたいと思います!

 

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トドさんすうは、幼稚園~小学2年生くらいの子どもを対象とした算数のアプリで、知ってる方も多いかな?レベルがA~Hまであって、好きなレベルから始められるよ。レベルGでかけ算、レベルHでわり算や分数の概念・立体の問題などを遊びながら学べる。トドさんすうのアプリの料金形態は月額制ではなく、6カ月プランと12カ月プランから選ぶ様になってる。

 

【トドさんすうを導入したきっかけ】

‐メイに算数ニガテ意識があったから
‐メイはどちらかと言うと算数頭脳の持ち主なんだけど、苦手意識を持っていたので、楽しくゲーム感覚で学べる教材を探していた
‐算数の基礎を徹底的にマスターするには良い教材だと思った
‐スマイルゼミの月額料金プレッシャーの二の舞になってはいけないと思っていたので、料金形態が1年で¥8,800ととてもシンプルだったから

 

¥8,800で算数の基礎をマスターできて、尚且つ算数が楽しい!となるなら安いものだと思って「トドさんすう」の導入を決めたよ!


【トドさんすうを導入した結果】

‐算数アプリと言う感覚ではなく、ゲームとおもってやる事ができた
‐算数楽しいかも?ってところまで気持ちの変化が起きたと思う!
‐たし算・ひき算を何度もやるので計算が早くなった
‐曖昧だったかけ算も出来るようになった

そんな訳で、我が家では「トドさんすう」導入は大正解でした!メイはすでに3年生だったけど、算数の基礎をきっちり復習出来て、しかも楽しくできたのは本当に良かったと思う。

更に、途中から「思考力」を鍛えるためのコンテンツが追加されて、「図形・空間」「論理・推理」「生活・記憶力」に分かれたゲームが出来るようになったよ。これは算数頭脳の持ち主メイには大ヒットで、とても楽しく遊べている。

 

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これで¥8,800はとてもお得だと思うー!よって、トドさんすうとホームスクールの相性は「バッチリ♡」と言うことで。

小学校低学年の子は楽しく算数の概念を学べるし、中学年や高学年の子達でも、算数の基礎が曖昧な子には持って来いの教材です。本当にオススメ!楽しく学べるって言うところが、ホームスクーラーにはピッタリだし、もちろんどんな子にとってもオススメポイント!!それから、オフラインでの使用も出来るので、Wifiのない車の中や移動中、はたまたちょっとした待ち時間などにも出来るのも有難い~☆

 

家で「算数どうしよう~(涙)」となっているママ・パパにはぜひ導入して頂きたい!算数の基礎は「トドさんすう」で決まりです♡

ホームスクールとスマイルゼミの相性

現在4年生と6年生のメイとキキ。学校とホームスクールを行ったり来たりしながら今に至っています。そんな中で、家庭学習はどうしているのか?と疑問に思う人も多いと思うので、今日は家庭学習で実際に使ってみた「スマイルゼミ」について書こうと思います!

smile-zemi.jp

 

【我が家で「スマイルゼミ」を導入した時の詳細】

時期:2022年5月~2023年の10月
学年:メイ2年生~3年生・キキ4年生~5年生の時
きっかけ:フランスへプチ移住のタイミングで日本の勉強を継続するため
スマイルゼミにした理由:
‐海外での利用が可能
-5教科できて料金がお手頃
‐タブレット利用時間、ゲーム利用時間に制限がかけられる

 

フランスへ出発する前に申込などを完了し、タブレットを受け取った状態で出国したよ。実際に使ってみて、個人的にはホームスクールの子にはあまり向いてないかな?と思った。最初は楽しんでやっていたものの、最後の方はイヤイヤやる事になったので、メイは1年で解約。キキも日本に帰国するタイミングで解約を決めた。

 

【解約した理由】

-学校へ行っている子がターゲットなので、学校の進度と同じく進んでいくため進度が早い。
‐学校の予習・復習が主な目的のため、授業の部分が短く、学校に行っていない子にとっては、よく分からないまま問題へ進んでしまう。
‐分からないところがあっても毎月どんどん新しい課題が更新され、ついていけない。
‐どこまで分かっていて、どこから分かっていないのか把握できない。

 

実際にスマイルゼミをやってみて、ホームスクールの子向きではないなと思ったよ。もちろん、家で学校と同じ進度で学習を進めたいと思っている家庭や、学校に通いながら予習・復習の目的で使用するには、とても良い教材だと思うんだけど、ウチの子達には毎月どんどん送られてくる課題が負担になってしまった。

そんな訳で、スマイルゼミは日本へ帰国したタイミングで解約。その後はメイのタブレットは初期化し普通のタブレットとして利用、キキのタブレットは初期化せず、現在4年生となったメイが「スマイルゼミ」としてたまに使っている。

月々5000円前後お金を払っていると思うと、「ちゃんとやってー!」と思っていたけど、解約したので料金が発生していないし、メイが毎日スマイルゼミをやっていなくても全然気にならない(笑)そう考えると、やっぱり月々の料金は親のプレッシャーとなり、そしてその親のプレッシャーが子どものプレッシャーとなっていたんだね。

 

今は他にもいろいろな種類の通信教材が普及しているので、他にもいろいろ試してみたいなー!と思っているよ。

そして次回は、「トドさんすう」を使ってみた時のことについて書きたいと思います♪

「幸せ」について真面目に考えてみた


昨日観た「怪物」の中で、とても印象に残る台詞があった。

誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。しょうもない、しょうもない。誰にでも手に入るものを幸せって言うの。

この台詞を聞いて、すぐには意図を理解できなかったので、心の中で数回呟いた。それから、なるほどね、と思った。何か、勇気づけられる言葉だなーと思う。

 

「昨日の映画の中でね、こんな台詞があったの。とてもいい言葉だなと思った。」

と、マリ君にも話してみた。マリ君も「そうだね」と同意したけど、

「でも、戦争や飢餓に苦しんでいる国の人たちは、そうとも限らないよ」

と言った。

 

そこから、じゃあ、「幸せ」って何なんだろう?と言う疑問が私の中で渦を巻いた。そして考え抜いた末に、あるところで一旦考えがまとまった。幸せには「段階」があるのではないか、と。

 

まず、この映画の中の台詞の大前提として、幸せになるための最低条件があること。

 1. 身の安全が保障されていること

これは絶対条件。どんな理想的な考えも、これが保障されていなかったら机上の空論である。誰だって、家族や自分自身に身の危険が迫っている時に、どんな理論を唱えたってそれは何の意味もなさない。

次に、

 2. 衣食住に困っていないこと

これもまた、人間が人間らしく生きる上で必要不可欠といわれている条件。当たり前のようにも思えるけど、世の中にはこれら2つの条件すら満たされていない人々がどれほど居るだろうか。

そう考えると、日本では「幸せ」の最低条件をほとんどの人が満たしていることになる。じゃあ、日本人に置ける「幸せ」とは何なんだろう?ここで「幸せ」の段階が次へ進む。

 3. 経済的に苦しい生活を余儀なくされていないこと

なんじゃないかと。なぜなら、「経済的余裕」と「時間的余裕」はある程度イコールになると思うから。更に、「時間的余裕」と「身体的余裕」もイコールになり得る。つまり、

経済的余裕=時間的余裕=身体的余裕

と言う式が成り立つ。もちろん、これは絶対的ではないんだけど。

では、どこからの状態が「経済的に苦しい生活を余儀されていない」とラインを引くことが出来るのか?そこは難しいライン引きになるのではないか。なぜなら、その感覚はひとそれぞれだと思うから。おなじコップの中身でも、「これで十分」と思う人と「これでは足りない」と思う人がいるから。

と言う事は、幸せの条件の「1」と「2」と「3」を満たしていても、「幸せと感じる人」と「幸せと感じない人」がいることになる。

 

そして「幸せの段階」は最終段階へと進む。

 4. 上記3つの条件を満たし、更に「経済的に余裕がある」と自覚している場合

上記3つの全ての「幸せの条件」を満たした人は、その先の幸せを追い求めることになると思う。じゃあ、その先の幸せって何なんだろう?

それは、多分「他の人を幸せにすること」なんじゃないかと思う。それは、家族や友人だけではなく、自分を取り巻く他の人たちに感謝しシェアできること。困っている人に手を差し伸べられること。「身体的余裕」が生まれた状態で、ただ自分自身のためだけにその余裕を使うのと、その余裕を他の人たちのために使うのでは、心の満たされ方は全く違うのではないかと言う考えに至った。

 

そこで思い出したのが「スティーブ・ジョブズ」。Appleの共同創始者の1人であり、巨万の富を築いた人物。じゃあ彼は、人生最後に「自分は幸せだった」と思えたのか?56歳の若さで亡くなった彼は自分の人生をどう思ったのか?

私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
他の人の目には、私の人生は、典型的な成功の縮図に見えるだろう。
しかし、仕事を除くと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりにあっては、富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。
病気でベッドに寝ていると、人生が走馬灯のように思い出される。
私がずっとプライドを持っていたこと、認められてきたことや富は、
迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。
 
             ‥‥中略‥‥

今、やっと理解したことがある。
人生において富を積み上げた後は、富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。
もっと大切な何か他のことを。
それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。
終わりを知らない富の追求は、人を歪ませてしまう。私のようにね。
神は、誰の心の中にも、富によってもたらされる幻想ではなく、
愛を感じさせるための「感覚」を与えてくださった。

私が勝ち得た富は、死ぬときに一緒に持っていけるものではない。
私が持っていけるものは、愛情にあふれた思い出だけだ。
これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、
あなたに力を与えてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。

彼はここで、「富とは関係ないことを追い求めた方が良い」と言っていて、それが「芸術」や「夢」かもしれない、と言っているけど、私はやっぱり「人間関係」なくてして「愛情にあふれた思い出」は得られないと思う。

だから、結局のところ、ほとんどの人は「他人を思いやり、感謝し、相手のために何かをすること」で幸せになれるのではないか?と言う結論に至った。

 

家族や身の回りの人だけでなく、より多くの人を思いやる事で、その「幸せ」の大きさは一層大きくなるのではないかと思った。

「怪物」を観ました

子ども達もキャンプで不在、マリ君も飲み会で不在の火曜の夜。フッと時間ができて、無性に映画が観たくなった。洋画も好きだけど、やっぱり邦画が好き。絶妙な「間」の感じとか独特な世界観は、やっぱり邦画にしかない良さだと思う。

 

そんな訳で、何観ようかな〜?と検索。パっと目に留まったのは、「怪物」と「シャイロックの子供達」。「シャイロックの子供達」は原作をちょっと前に読んですごく面白かったし、私が好きな俳優の阿部サダヲ主演だったので、観てみたいなと思った。でも準主演の上戸彩はあまり好きじゃないし、話も分かってるからどうかな〜?と悩む。

次いで「怪物」は、ちらほら宣伝を見かけてたし、是枝監督の作品とても好き。更に、私の好きな安藤サクラ主演。カンヌ映画祭にも出品された正に話題作、やっぱりこっちが観たいな〜、と「怪物」鑑賞に決定!

 

私、何の先入観もなしに映画を観るのが好き。いろんなコメントとか評論とか読んで種明かししたくない派です。

なのでネタバラシなしの感想。

率直に、めっちゃ良かった!安藤サクラはもちろんだけど、子役の二人の演技最高。瑛太も良かった◎引き込まれる。

3者の視点で映画は展開し、同じシーンが何回か流れるんだけど、視点が変わるだけでこれだけストーリーも変わってしまうんだ、と。現実にあり得るすれ違い。

話は全く思わぬ展開に。面白い。でも、最後は余韻が残る終わりで、視聴者の想像次第。私には切なさかが残ったかな。

 

是枝監督がこのテーマを選んだのは素晴らしいと思う!ぜひ機会があれば観て欲しいです♡