学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

学校との狭間

帰国後、学校へ行き始めて早1カ月が経たった。1カ月が経過してみて、正直私は「このまま学校に通えるなら通った方が良いんじゃないか?」と言う気持ちが日に日に増していた。と言うのは特に、友達との関係が深まっていく様子を見たり、また漢字を急速に覚えている様子を見た時にそう感じた。

その他、習字や水彩画をやったり、クラブで調理実習をやったり理科で実験をしたり。それは家でやりたいと思っていてもなかなか出来ていない事だったりする。

 

それと同時に、子ども達の言葉遣いや振る舞いが、周りの環境に大きく左右されているのも感じた。学校から帰宅後は、宿題と矯正のマウスピースを終わらせた後、ご飯にお風呂としているうちに、あっと言う間に寝る時間。今まで時間に追われた生活をして来なかった我が家にとっては、中々のハードスケジュール。親の私にとってもストレスを感じずにはいられないほど、「時間に追われている」と感じる。果たしてこれは良いのか悪いのか。

これから日本の社会の中で生きて行くことを思えば、仕方のない事、と受け入れるしかないのだろうか…?

 

フランスでも休まず学校へ通っていたけれど、ここまで「時間に追われている」と感じたことは無かった。それには以下の要因が考えられる。

‐自宅から学校まで徒歩3分だった
今は徒歩45分のため、送迎している(7:50に出発する)

‐学校が9:00‐12:00/13:30-16:30だった
朝9時スタートなので、学校に行く前に終わっていない宿題をしたり、遊んだりする時間があった。12:00~13:30は昼休みで一度帰宅して一緒にご飯を食べていた。

‐宿題は毎日ではなく、あっても30分程度で終わった(ほぼ算数のみ)
今は宿題に約1時間かかり、1時間やっても終わらないこともある…

-水曜日が休みだった
週の真ん中でお休みのため、友達と遊んだり習い事の日にしていた

‐2カ月に1回、2週間の休みがある(宿題なし)
次の長期休みは、クリスマス…!たっぷりの宿題と共に…

 

そう考えると、同じ勉強でも、子どもが疲れにくい様に考えられているのはフランスの学校の様な気がする。とにかく、日本人は働きすぎ、勉強しすぎだと思うのは私だけでしょうか…?学校に行きながら、学校以外の時間を楽しむことも、人生においてはとっても大切だと思うのですが。

我が子たちは先月から毎週水曜日にダンス教室に通っている。そうすると、帰宅が17時半頃になる。それからの「宿題→矯正→ご飯→お風呂」のルーティンが厳しすぎて、昨日のキキはグダグダだった。そりゃそうなるよね~。かと言って、ダンス教室はとても楽しい様子なので、そこを諦めるべきではないしね…。

 

世の中のお子様たちは、本当に良くやってるね。学校、宿題、習い事、塾、部活などなど…。本当に働き者だと思う。

 

学校は行った方が良いのかもしれないけど、こんなに時間に追われる生活を送ることには、とても違和感がある。子どもと遊ぶ時間、子どもが好きなことをする時間、子どもが友達と遊ぶ時間。それは、学校へ行く時間と同じくらい尊重されるべきだとも思うから、正直、どうしていいのか分からない…。

干し柿つくったー