学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

フランスの学校へ通い始めて、間もなく1カ月。

 

私たちが住んでいる小さな村

9月1日に学校が始まり、間もなく1カ月が経とうとしている。子ども達が学校へ通い始めてからの様子などを今日はご報告!

 

最初の1週間は、期待や緊張、そして環境の変化についていくのに、結構疲れた様子だった。帰って来ると「楽しかったー!」とは言うものの、イライラしていたり暴力的になったりする様子が見受けられた。

学校に通い始めて3日目だったかな?お昼ごろ学校から「キキがお腹が痛いと言っている」と電話がかかって来た。帰って来たキキに話を聞いてみると、「先生が怒鳴るのが嫌だ。先生が怖い」と、涙。私とマリ君で、そんなキキを励まし心配することないよと伝えると、元気になった。ホッとしたのも束の間、2度目の電話が鳴る。今度は「メイが泣いている」と。メイの場合は、「どうしたの?」と聞いても、「話したくない!」の一点張り。お昼ご飯を食べてキキは元気に学校へ戻ったが、メイは戻りたくない様子だったので、午後はお休みした。今考えると、キキが不安な様子で家に帰るのを見て、メイも不安で寂しくなっちゃったのかな?と思う。

でも、そんな事があったのはその1日だけで、その後は徐々に学校や環境に慣れて行った様子だった。

 

日本でなんとなくマリ君とフランス語の勉強をしていたとは言え、2人のフランス語の学力はとても低い。それでも、頑張って学校で勉強してくる2人はすごいな、と感じる。ただ、お友達には本当に恵まれていて、みんな良くしてくれるので学校で遊ぶのは楽しいらしい。

定期的に、キキとメイに、「フランスの学校は、1~10の間でどれくらい好き?」と聞いてみてる。キキは、最初5だったのが、最近は7になる日もあった。メイは、最初7だったのが、最近は9になった。数値から見ると、嫌なこともあるけど、楽しいことの方が多いから学校へ通えているんだろうな、って事が分かる。

 

やっぱり、新しい言語の読み書きを習得することは大変なんだな、と改めて思った。もちろん、子ども達の吸収力は驚異的で、どんどん出来るようにはなるんだけど、それは当たり前だけど子ども達が一生懸命がんばっているからであり、努力の賜物だと思う。そして、空いてる時間に漢字の勉強もする。人よりも多く学ぶことがある子ども達、本当に感心するばかり。もちろん、疲れて日本の勉強ができない日もあるし、ネガティブになることもあるけど、私もマリ君も、そんな努力家の2人を全力でサポートしようと話し合って決めていたので、何とか情緒も落ち着いてきた。

 

フランスの学校は日本の学校よりも義務教育に関してとても厳しくて、簡単に休んだりすることができない。ホームスクールをしている子もいるんだけど、そういった子ども達は、家でしっかり勉強し、ちゃんとカリキュラムに沿って勉強が出来ているかのテストやチェックがある。

キキとメイが通っている学校でも、半日学校を休むことが4回以上になった場合は、教育委員会的なところに報告します、と懇談会で先生が言っていた。

そう考えると、水曜日に学校が休みで本当に良かったと思う。今まで週2日でしか通って来なかった子ども達が、いきなり週5日で通うのはハードルが高い。週の真ん中で疲れるころに一休みできる、これは体力的にも精神的にもとても大きいんじゃないかと思うの。

 

それから、フランスの学校でいいなと思ったことの1つは、お昼ご飯を一緒に食べられるってこと。もちろん、給食を頼めば学校で食べられるんだけど、我が家は週1日だけ給食にしている。残りの3日は家に帰って来て一緒に食べたり、学校の目の前の公園でピクニックしたりしている。お昼休みが1時間半あるので、ご飯食べた後にのんびりしたり遊んだりすることもできる。

家から学校まで歩いて2分の距離なので、このスタイルはとても気に入っている。1日の真ん中で、子ども達の様子を確認できるし、子ども達もリフレッシュできている。学校という場所が、「楽しい場所・好きな場所」とまだ認識していないキキとメイにとっては、こう言った選択が出来るのは有難い。

 

マウンテンバイクのクラブに入りました☆彡

そんな訳で、どうにかこうにかフランスの学校生活にも慣れて来た様子の子ども達。取り合えず一安心。一番大変な峠は越えたかな?と思います(*´з`)

 

キキは、休みの日のアクティビティとして、マウンテンバイクとピアノを選択。メイは、サーカスをやりたかったんだけど、定員オーバーのため願いが叶わず。メイも好きなことがみつかったらいいな~と思う。でも、メイが「やりたい!!」と言うことはめずらしいので、きっとサーカスは本当にやりたかったんだろうな。できなくて残念だけど、きっと次のチャンスは巡って来るはず♬

メイ、時々、マウンテンバイク

 

2か国語を同時に学ぶことの大変さ、それと同時に感じた課題や問題点などの気付きもあるので、近いうちシェアしたいと思います!