学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

ホームエデュケーションって?具体的に何をするの??

ホームエデュケーションよりも、日本ではホームスクールと言った方が分かりやすいかな?でも、ホームスクールっていう言葉には「スクール=学校」が含まれている。つまり学校在りきの言葉なんだと私は解釈している。それは「不登校=学校に行かない」という学校在りきの言葉と何だか似ていると思う。。なので、私達はあえてホームエデュケーションと呼んでます!

 

何はともあれ、学校へ行かない選択をした子どもたちは、その後どの様に成長していくのだろうか。それは家庭によって様々だと思う。

‐家で宿題や学校の勉強をする子
フリースクールと呼ばれる学校へ行く子
‐学校とは関係のない学習をする子

キキは家で学校の宿題や勉強は一切していない。つまり上の3つの中では3番目の「学校とは関係のない学習をする」に当てはまる。じゃあ何をしているの?とよく聞かれる。簡潔に言えば、キキが興味の向くままにやりたい事をやってる。それは一見、勉強とは何ら関係のないものに見えるかもしれないけど、最終的には全ては繋がっていると私は思う。と言うよりは、勉強とはその自分がやりたい事をやるために必要な知識なんじゃないかな。

 

ナチュラルラーニング

本人が興味の向くままにやりたい事をやる。それはつまり自然に学習し知識を身に着けること。’ナチュラルラーニング’という言葉もある。私はホームエデュケーションとしてこの’ナチュラルラーニング’で学習するのがキキに合っていると思うし、楽しく知識を得られると思う。じゃあ具体的にキキが家で何をしているか?と言うと。

‐お菓子作り・料理
‐編み物
‐本の読み聞かせ
‐映画を観る
‐カードゲームやボードゲームで遊ぶ
-ピアノ・太鼓・ダンスをする

などなど。ただ遊んでるだけと思うかもしれないけど、子どもは自分の興味があることに関しては驚くべき速さで学習していく。学校の勉強には集中できなくても、自分の好きな事には集中力も発揮する。では、以上の事で子どもはどんなことを学習してるのか?一つ例をあげてみる。

 

【お菓子作り・料理】

①まず、数あるレシピ本のなかのレシピから自分が作りたい一品を選ぶ。 
 (自分で何を作りたいか選ぶことによって判断力や思考力を養う。もし数人で意見が違えば話し合いで決めると、ディスカッションの場にもなる。)

②そして材料を確認し、買い物リストを作成する
 (読み書きや下準備の仕方の練習)
③スーパーに行き必要な材料を揃え、会計をする
 (会計を一人でやる事によって自立心や社会性を養い、算数の応用にもなる)

④レシピを見ながら材料を数えたり計ったりする
 (算数・読本)

⑤こねたり混ぜたり形成したり
 (工作・調理実習。)

⑥作ったものを食べる
 (食育)

スーパーへいくのにマウンテンバイクで行けば体育にもなるかもしれない。普通、学校ではこれらの学習を国語・算数・家庭科・課外授業などの4つや5つの科目としてそれぞれ別々に勉強するけど、この方法では1日かけて4つの科目を関連させて勉強していく。下準備は朝始まり実際に買い物に行って、帰ってきてから調理実習をしてお昼ご飯として食べる。

実際に知識を使うことは、学習の上でとても重要なことだと思う。知識を使って初めて、どうして算数が必要なのか。どうして国語が必要なのか理解することが出来る。そしてもっと出来るようになりたいと思う。これはとても良い連鎖だと思う。学習時間の短縮にもなるし、満足感や達成感が感じられ、向上心に繋がるんじゃないかと。 実際はそう簡単に物事は進まなかったりするけど、それも学習の一環。間違えることも困難にぶつかることも、全部が学び。そう思えば生活の全てから子どもは何かしら学ぶことがあるんじゃないかと思う。