学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

ただの我がままじゃないんだよ。ちゃんと理由があるんだよ。

昨日の夜、その事件は勃発した。

夕ご飯を食べ終わって、さぁ、寝る準備をしようって時だった。同居人のアルバイトの子達が買い物へ行くらしかった。その時、キキが

私も一緒に行ってもいい?

と。時計はもう20時を過ぎてたし、私は 「もう遅いし、今日はやめておこう」と返事をした。一つ返事でキキが納得するはずがないのは分かってたけど、どこまで行くのか、何時に帰って来るのかも分からない状態でさすがに「いいよ」とは言えなかった。

案の定、「行くの!」と怒り出し、勝手に用意を始めるキキ。怒ってみたり、泣いて頼んでみたりいろいろ方法を変えて何度も私に聞いてくる。でも、ダメなものはダメなの。最終的には行けないことが分かったキキは…、もちろん号泣!買い物に一緒に行けないだけでこんなに泣くもの?と思うくらいの大泣き。私はもうイライラMaxで、

何でそんなことで泣くの!?
いつまで泣いてるの!?

怒っちゃいけないと思いながらも、口を出てくるのはそんな言葉ばかり…。いつまでも泣き止まないキキに痺れを切らした私は、もうキキを放ってメイに絵本を読み始めた。絵本を一冊読み終わって、少し我に返った私。まだメソメソ泣いてるキキの方を向いてもう一度聞いてみる。

キキはそんなに行きたかったんだね。
行けなくて悲しかったね。
どうしてそんなに行きたかったの?

すると、キキが途切れ途切れに話し始めた。

お姉ちゃんたちとどうしても一緒にお買い物に行きたかった。
一緒にお出かけがしたかった。

と。そうか、とそこでようやく気付いた。買い物に行きたかった訳なじゃくてお姉ちゃんたちとお出掛けがしたかったんだ。最初から話を聞いてあげれば良かったと後悔しつつ、でも落ち着いてちゃんと話を聞いてあげて良かったと思った。

今日は夜遅くて一緒に行けなかったけど、今度昼間にお姉ちゃんたちとお出掛けしよう!昼間ならカフェとかジェラート屋さんも開いてるし、皆で美味しいもの食べに行けるよ!

 と約束した。それを聞いてキキはようやく泣くのをやめて、落ち着きを取り戻した。もし、私がキキをそのまま泣かせておいてたらそんな理由にも気づけなかった。キキがイヤイヤする時には何か理由があるんだ。キキはすぐ怒ったりすねたりするから、私もイライラしてちゃんと理由を聞いてあげないから気付かないんだ。自分の短気な性格を悔やんでも仕方ない。ちゃんとキキの話を聞いてあげなきゃ、イヤイヤするのは当たり前だよね。

 

いつもは怒ったら怒りっぱなしの私。いけないな、と思うんだけど中々変えられない。でもやっぱり一呼吸置いて、その子の気持ちに寄り添ってあげることがキキには必要なんだ。「反省だけなら猿でもできる」なんてよく言ったもんだけど、ホントそうだよね。猿じゃないんだから!ちゃんと進歩しないと!!