我が家にかかる新築予算が大体決まってきたところで、今回はファイナンシャルプランナー(FP)の方にいろいろな疑問に答えてもらって来たよ。
まずは元金均等返済と元利均等返済の違いについて。
【元金均等返済と元利均等返済のメリット・デメリット】
①元利均等返済 ②元金均等返済
メリット:返済期間中の返済額が同じ メリット:①よりも利息が少ない
デメリット:②よりも利息が増える デメリット:最初の返済額が増える
じゃあ①と②の利息の差額は一体どれくらいなのか!?
その具体例をご紹介!
【住宅ローン予定】
借入額:1200万
借入期間:35年
自己資金:1400万
金利:10年固定 1.5%
銀行:地銀
この条件で①と②のシミュレーションを出してもらった。
①35年元利均等返済 ②35年元金均等返済
総返済額:15,431,434円 総返済額:15,157,342円
総利息:3,431,434円 総利息:3,157,342円
1年間の返済額:440,904円 1年間の返済額:520,490円(初年度)
月々の返済:36,742円 月々の返済:43,517円(初月)
①と②を比べてみると①より②の方が利息が274,092円少ないのが分かる。そして月々の返済額には6,775円の差が出る。そして返済を始めて16年後月々の返済額が①の返済額とほぼ同じになる。
16年後は、②の年間返済額が443,347円となり月々の返済額は36,945円。そこからは減っていく一方になる。
もちろん、この16年間の間に少しでも繰り上げ返済すれば②が①に追いつく時期はもっと早く訪れることになる。
そう考えると自己資金が多めで、もし②の元金均等返済にしても初年度の返済額が許容範囲以内であれば②の方がお得になる。でも自己資金があまりなく、初年度の返済額がものすごく多くなってしまう場合は①を選ばざるを得なくなる。
後は自分の家計を考えてみて、子供にお金が掛かる時期はいつなのか、返済にお金を掛けられる時期はいつなのかをしっかり見極める事が大切だと思う。