新しく買ったドーナツメーカーでおやつのドーナツ作り。事件はその最中に起こった。
つまみ食いしようと手を伸ばしたメイの腕がドーナツメーカーの鉄板の部分に当たり火傷した。泣きはしたもののすぐに泣きやんだメイを見て、それほど大した火傷じゃないと思っていたら、30分後くらいにふとメイの腕を見ると大きな水ぶくれが…。
ものすごく痛そう。
今更冷やしても仕方ないと思い冷やすことはしなかった。その代わりに、消毒した針で水ぶくれに穴を開けて中の水分を出した。(メイがアニメに夢中になってる間に!)
が!その後が問題。誤って間違った対処をしてしまった。
水ぶくれの水を出した所までは良かったけど、その後何も塗らずにガーゼを当ててしまった。そのことによって、傷口から出てきた体液がガーゼにくっつき、ガーゼを交換する時にメイは痛がって大泣きし、水ぶくれの部分の皮膚がガーゼと共に剥がれてしまった。(ものすごく痛そうでメイが本当に可哀想だった…)
ここまで来て、ようやくちゃんとした対処をしないと傷口が化膿する危険もあると思い、急いでインターネットで対処法を調べる。
(田舎に住んでいるので小児科も皮膚科も近くにない。あるのは村の診療所だけで、診察時間も午前のみ。もともと自然治癒力を強く信じているので、病院や薬に頼りたくない、ってこともあり、できることは自分たちで処置するようにしている)
そこで発見したのが、湿潤療法
私の中では火傷をしたら水ぶくれは潰さず、患部を出きるだけ早く乾かして治すドライヒーリングと呼ばれる一般的な治療法がぱっと思い浮かんだ。でも湿潤療法はその逆で、傷を乾かさずに潤わせた状態を保つ治療法というわけだ。
なるほど、やってみよう。
その方法はとにかく、患部を乾かさないこと。それが大事。近くに薬局もないので必要なものがすぐには揃えられない。そんな中見つけたのが、ラップを用いるラップ療法。
これならできそう、と思い立ち早速やってみる。
①まずは患部を流水でキレイに洗い流す
*この時、消毒液などを使わないことがポイント!
②傷口より一回り大きめにラップを切る
③切ったラップに薄く白色ワセリンをまんべんなく塗る
*ラップの隅から隅まで塗ることで、ラップと皮膚が直接くっつかず、痒みなどを抑えることができる。
④それを傷口にピタッとはりつけ、紙テープで固定する
⑤その上から包帯を巻きつける
とても簡単!しかも取り替える時も、ガーゼに体液がくっついてしまった時とは違い、スルッと取れるのでメイも嫌がることなく傷の手当をさせてくれた。
火傷してから2日が経過。ラップ療法を始めたのは昨日だから、まだこの治療法が本当に正しいかどうかは何ともいえないけど、今のところ炎症を起こしたり化膿したりしている様子もないし、メイが大泣きすることなく患部を清潔に保てているので、悪化することはないんじゃないかな、と思う。
ちなみにその後マリ君のママ、マイアンにも相談してみた。(マリ君のママとはパパはフランスで生物の先生していたから植物マニア。どの植物にどんな効能があるかなど良く知ってる)
そして初めて知った火傷にはラベンダーオイルって言う事実。半信半疑でネット検索してみると、やっぱり正解。マイアンすごーい!!と思った瞬間。
ただ、ラベンダーオイルが効くのは火傷した直後のみ。火傷したら直後に、患部にオイルを1滴垂らす。ただこれだけ。なんと言う手軽さ。うちにもラベンダーオイルが常備されてるから、これからは火傷したら迷わず手に取るものはラベンダーオイルだな。
こんな簡単に火傷の治療ができるとは、ますます医者と薬が信じられなくなった瞬間でもありました。