学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

動き出した私の歯車⚙

最近、身体改革の記事が続いていたけど、今までブログ更新をマメにやっていなかったので、「急にどうした!!??」と思った人もいるよね~(*´з`)

なので、今日はそんな経緯をお話したいと思います~♡

 

フランスに来てもうすぐ半年。最初の2カ月半は、フランスの学校が夏休み期間だったってこともあって、マリ君の家族と多くの時間を過ごしたり、古い友人を訪ね歩いたりと忙しい日々が続いた。

ところが、8月中旬に新居に引越しをして、9月になりキキとメイの学校が始まると、いよいよ私は毎日ヒマになってしまった。仕事もなく、家族もなく、友人もなく、そしてド田舎。マリ君に誘われるがまま、トレッキングをしたりマウンテンバイクをしたり。でも、自発的に「何かしたい!」って気持ちがなかなか生まれず、家でダラダラしたりインターネットを見たりして過ごす日々が続いた。そんな毎日が2カ月くらい続いた頃、そんな私にいい加減嫌気がさしてきたマリ君。「毎日ケータイばっかり見てないで、外に出なよ!」と。「何もやる気が起きないのに無理やり何かをしても、楽しくもない。」と私は言い返し、言い争いになったりもした。

アウトドア大好きなアクティブなマリ君と、インドアが身に沁みついてしまっている私。もともと、身体を動かすのは好きだしスポーツも好きなんだけど、人から言われてやるコトほど嫌なものはない。子どもが「勉強しなさい!」って言われると勉強が嫌いになってしまう仕組みと似ている気がした。

とにかく、私は毎日、何もやる気が起きなかったし、無理に何かをしたくもなかった。

 

それでも、最低限の毎日やるべき事はやって来たし、子どもの送り迎えや公園でのピクニックを通して、少しずつ顔見知りも増えていった。

そんなある日、前の記事にも書いたんだけど、「姪っ子に日本語を習いたい子がいる」とママ友の一人に言われ、お試しで日本語レッスンをする事になった。毎日ヒマで、「自分は一体どんな仕事をしたいのか?」と考えてやりたい事を箇条書きにしていた中に、「日本語を教える」と書いていたことを思い出した。

その次の週には、マリ君のパパ友から「空いてるお店があるんだけど、テイクアウトのお店をやらない?」と提案された。元々マルシェで巻き寿司を作って売りたいな~と思っていたし、他の仕事も見つかっていなかったので、マリ君と話し合ってお店をやるコトに決めた。

 

初めての日本語レッスン!

日本語レッスンの準備にお店の準備。急にやるコトが出来た。でもそれは、決して「やらなきゃいけないからやるコト」ではなくて、「やりたいから自分でやると決めたコト」だ。準備は大変だけど、ワクワクもする。

人に言われてやるコトと、自発的にやるコトのこのモチベーションの違い。これは大人だけではなく子どもだってそうだろうと思う。そう考えると、自発的にやるコトの大切さが身に染みて分かる。

お店の準備中~☆ 12月中旬にOPEN予定!

そうするとね、不思議なことに、他のコトもどんどん能動的に動けるようになるの。コレ、本当に不思議だな~って思う。やろうやろう、と思ってたけど、ヒマな時は全然やらなかったのに、こうやって忙しくなってくるといきなりやりたかったコトを始めたりする。

それは例えば、このブログだってそうだし、ヨガやリハビリだってそう。書きたい事はいっぱいあるのに、いつだって、「後で書けばいっか~」ってなってたブログ。リハビリやヨガだって、自分の身体のために「やらなきゃ」と思ってたけど、「そのうちやり始めよ~」と思って何もしなかったり。

 

現在進行中の「魔法のストレッチ」!頑張ってるよ~(*^^*)

それはある日突然、一つの歯車が回り始める事によって、他の歯車が回り始めたみたいに動き始めたの。

マリ君の今は亡き祖父母のお家にね、ぜんまい式のそれこそ「大きなのっぽの古時計」があって、ネジを巻かないと動かないんだけど、ネジを巻けばちゃんと動く。自分の身体もそんな感じだな~と思ったの。

動けなかった2カ月はネジを巻いてた期間だったのかなって。その2カ月間でちゃんとネジを巻いたから、動き始める事が出来たのかも。そしてまた、ネジを巻く期間が必要な時がやって来るだろう。そしたらまたネジを巻けばいいよね。焦らず、ゆっくり。

 

なんだかね、不登校の子の心理と少し似てるな~、とも思ったの。学校に行けなくなって、動けなくなって、でもしっかりエネルギーを補給すれば、また動ける様になる。

そーゆー原理って、大人も子どもも変わらないのかもしれないね。インプットする時期とアウトプットする時期。受動的な時期と能動的な時期。アウトドアな時期とインドアな時期。みんなが皆、そーゆーサイクルで動いているのかどうかは分からないけど、少なからず自分はそうだと思った。それに気付けたことは良かったとも思う。

 

だから、無理な時は動かなくてもいい!これに限ると思ったのでした(●´ω`●)