学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

バイリンガルについて改めて考える

2週間の秋休みが終わり、子ども達は今日から学校へ。友達家族が1週間ほど泊りに来ているので、「行かない!」って言い出すかと思ったけど、案外スムーズに学校へ行った。そでれも、休みの間には、キキが「日本に帰りたいー。フランスには私の親友はいないー!」と泣いたり、メイは「日本なら毎日学校に行かなくてもいいのにー!!」と愚図ったり。子ども達の気持ち、よく分かる。キキの年にもなると、お友達と別れるのはとても寂しいものだよね。

やっぱり、子ども達にも言葉の壁は少なからずあるんだろう。もちろん、文化の違いだってあるしね。まだ学校に通い始めて2カ月だから、残りの8カ月でまた状況は変わるかもだけど、キキもメイも日本で生まれ育った訳で、やっぱり日本人のパーソナリティの方が強い。

シナモンロールが食べたくて作ってみた!

フランスに来て、気付いたこと。バイリンガル育児の大変さ!国際結婚の場合、子どもは何となく2ヵ国語を話せるようになるのかな~、と思ってたけど、それって大間違いなんだな。バイリンガル育児についての本を何冊か読んだんだけど、完ぺきなバイリンガルに育てるには、いろいろな工夫や努力が必要ってことが分かった。

 

そもそも、バイリンガルにも4種類あるってこと自体知らなかったので、ここでちょっと整理してみる。フランスと日本語に例えてお伝えするよ!

①バイリテラル
日本語もフランス語も「話す」「聞く」「読む」「書く」能力が十分に発達している事。
※つまり、どっちも同じくらい母国語として使える状態。私はこの状態をバイリンガルと思ってたんだけど、ここまでの能力に達するのはほんの数パーセントなんだって!

②会話型バイリンガル
「聞く」「話す」は日本語もフランス語もできるが、「読む」「書く」は日本語しかできない。(もしくはフランス語しかできない。)
※取り合えずここまで出来れば良しとした方が良いのか…。

③聴解型バイリンガル
「聞く」は日本語とフランス語でできるが、「話す」「読む」「書く」は日本語しかできない。(もしくはフランス語しかできない。)
※世の中で言われている大半のバイリンガルはこのレベルなのかも!!??

④ダブル・リミテッドバイリンガル
どちらの言語も、年齢相応のレベルの達していない。
※一番避けたいパターン!!

 

私の周りの国際カップルを観察してみて気付いたこと。(ここではパパが外国人で英語を話すとする)

パパが日本語を話せる場合は、バイリンガルにすらならず日本語しか話せないパターン。

パパが日本語を話せるが、頑張って子どもに英語で話しかける場合は、③の聴解型バイリンガルになるパターン。

パパが日本語を話せない場合や、パパが日本語を話せるが夫婦でしっかり英語教育を行い、②の会話型バイリンガルになるパターン。

実際に、①のバイリテラルになっている子どもがいる家族は、今のところいない…。と言うか、まだ子供が小学生や中学生の段階なので、①のバイリテラルになるのかどうかは、まだ断言できないと言った方が正しいかもしれない。

ただ、私の友達家族で、実際に京都のフランス人学校へ通うために引越した家族がいるんだけど、その場合は果たしてどうなるのか…?限りなく①に近づくような気もするけど、フランス人学校なので、日本語の勉強はもちろん日本の学校よりも格段と少なくなる。それでも、住んでいるのは日本だし、もしかしたら①になるのかもしれない。その子供たちは現在12歳と9歳なので、今後に要注目だね!

 

おじいちゃんと従妹と!

バイリンガルって一言に言っても、こんなに奥が深いことに初めて気づいた~。

確かに、会話はすぐに出来る様になるんだけど、読み書きってちゃんと教えてもらって、本人が努力しないと出来ないもんなんだよね。私も実際、かなり英語の勉強をしたので、その辺の大変さは分かってるつもりだったんだけどな。

我が子たちは、現段階は②と③の間かな?と思う。キキとメイにとって日本語は母国語で、フランス語は「聞く」は90%出来てると思う。「話す」能力はフランスに来てかなり伸びたけど、それでも年齢に照らし合わせると70%くらいかな?と。でも、話す能力は「聞く」が出来てるので、心配はしてない。

それに比べて、「読む」と「書く」は、ほぼほぼ0からスタートだったので、かなり苦戦してる。キキの場合、「読む」は50%で「書く」は30%。メイの場合は、「読む」は30%で「書く」は20%と言ったところか。

 

まぁまぁ出来てるじゃん、と思うけど、でもこれはフランスにいるから上達しているのであって、日本に帰ってフランス語で「読む」と「書く」ことをやめてしまうと、2人の能力はそこで止まることになる。つまり、1年で年齢相応レベルにかなり追いついたとしても、努力しないとその差はまたあっという間に広がるという事を意味する。

 

11月なのに川遊びって…子どもスゴイ。。

2ヵ国語をマスターする事、ちょっと甘く見てたかも。ただでさえ、勉強自体あまりして来ていない我が子たち。日本語もフランス語もバイリテラルになるために更なる勉強が出来るのか!!??とても謎です。

どこまで出来て良しとするかは各家庭それぞれだと思うけど、取り敢えずは②を目指し、行く行くは①と②の間位がベストなのかもしれないな。私が何をどう考えて言っても、勉強するのは子ども達なんだけどね(*´з`)

でも、強制はしたくないもんね。どうしたもんか…。取り合えず出来る事は、環境を整える事くらい?なのかな。

 

この辺に関しては、自分の中でしっかり考えをまとめて、今後どうするか方針を決めた方が良さそうだ。行き当たりばったりな人生だけど、子ども達が私のそれに巻き込まれて苦労するのは可哀想だからね。フランスに住むのか、日本に住むのか、もしくは日本とフランスを行ったり来たりするのか…!!!???

プチ移住を終えた後に、私たちは一体どんな決断をするのでしょうか~???