学校と、ホームスクールと

初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つといいな。

チャンスを掴む法則

フランスへプチ移住して、もうすぐ4カ月。こっちに来てからの仕事は、現地で探せばいいや~と思っていたので、出国前は何の準備もしていなかった。

 

引越しも終え、子ども達が学校へ通い始めたら、何だか突然ヒマになった。よし、そろそろ職探しをしようと思い、パソコンを開く。就職活動(アルバイトでもそう呼ぶのかな?)なんて久しぶり過ぎて、あたふた、あたふた。履歴書や職務経歴書を作ったり、写真を用意したり。リモートワークが普及した今や、海外に居たって在宅勤務できるし、選ばなければ仕事なんてすぐに見つかるでしょ~、と高を括っていた私。

でもさ、世の中、そんな甘くないよね。10年以上もブランクがあって、海外居住で研修さえも受けに行けない私を雇ってくれる会社なんて、そうそう無いことを思い知ることになった。新卒の子たちだって就職難だと言われている世の中ですから。

 

はぁ~。読みが甘かった。せめて、日本にいる間に準備しとけば良かった。

私、基本とても楽天的で、根拠のない「何とかなるでしょ」精神で生きてます。マリ君にも、時々その根拠なき楽天的思考に呆れられることも…。でもね、行き当たりばったりの選択で今まで生きてきて、今の人生に感謝しかないので、私のこの楽天的思考が完全に駄目だとは思わないのです。ただね、家族を始め周りを巻き込んでしまう場合は、ちょっと問題だよね。とは自覚してマス。

ジャガイモ堀を手伝ったら、いっぱいお裾分けしてもらった!


そんな訳で、ガックリ肩を落としつつも、失敗は人生につき物で、人は失敗から多くを学ぶと思っているので、私はそこまで落ち込まないよ!やって駄目だったんだから、次に向くしかないよね~。

取り合えず、フランスで無職でも細々と暮らせるくらいの蓄えを用意して来たので、どうしても働かなくちゃいけない訳でもない。ただ、家計の足しに、自分のお小遣い程度になるくらいの収入が欲しいのも事実。

 

さてさて、どうしたもんかな?

私が持っている使えそうな知識と言えば、語学力くらいしかない。日本語を教えるか、英語を教えるか。とは言っても、資格や経験がある訳でもなし。そもそもこんなフランスのド田舎に、英語を、ましてや日本語を習いたい人なんて居るんだろうか…?

取り合えずボランティアとして始めてもいいかな~?と思ったり。

そうこうしているうちに、キキの友達のママに、「姪っ子が日本のマンガが好きで、日本語を習いたいと言っているけど、教えてもらえる?」と。思ってもいないチャンス!もちろん快く引き受けることにした。

レッスンはまだ1回しかやってないんだけど、もし真面目に週1でやるなら、教材や授業の準備をする時間が必要だし月謝をもらってもいいかなと思うんだけど、時々遊び程度でって感じなら、いつでも無償でやるよー!と伝えた。

 

もらったジャガイモで、南仏郷土料理「ラクレット」!

先週とても天気が良かった日、ランチを公園で食べる約束をして、何家族かで一緒にお昼を食べていた時のこと。小さな村なので、みんな何かしら自営業をしている人が多かったりする。村にはスーパーがないので、小さな商店が2つ。そのうちの1つを経営する夫婦に突然、「実は私たち、もう一つ小さなお店を買ったんだけど、誰も使っていないから良かったらテイクアウトのお店でもやらない?」と聞かれた。

元々、マルシェで巻き寿司でも作って売ろうかなー?とも思っていたので、この話にはビックリ!しかも電気代だけ払ってくれれば、店舗の賃貸料はいらないからと。こんな事ってある!!??

もう本当に、有難いの一言。

私にとっては、お金を稼ぎたいと言う思いよりも、地域に貢献したい気持ちとか、自分にとって良い経験なる、そんな気持ちの方が断然に大きい。新しいことにチャレンジするのは、勇気もいるし、労力もいる。でも、挑戦してみること自体に意義があると思っているので、やってみたい、そう思った。

 

そんな訳で、やっぱり今回も楽天的思考の私だからこそ、今回のチャンスを掴めたんじゃないか、そんな風にも思う訳です。だって、もしもう仕事をしていたら、そんな話も巡って来なかったんじゃないかな?と思ったり。こんな事を言ったら、理性的なマリ君には「結果論だ!」と言われそうだけどね。

何にしても、チャンスを摑むためにはやっぱり、時間的な余裕と経済的な余裕が必要なんじゃないかと思うの。どんなにいいチャンスが巡って来ても、忙しすぎてそのチャンスを逃してしまう事もあるし、チャンスが来たことに気付かない事さえあるかもしれない。

だから、時間的・経済的余裕は、心の余裕にも繋がり、新しいことへの挑戦やチャンスを掴む機会にぐんと近づくんじゃないかと、そう思った出来事でした。

 

※だからと言って、根拠なき楽天的思考が良いのかどうかは、正直、何とも言えない…。でも、我が家の場合は、私は楽天的でマリ君は計画的。私は感情的でマリ君は理性的。ある意味、偶然で絶妙なバランスが取れているからこそ、上手くいくのかもしれないとも思うのです。

フランスの学校へ通い始めて、間もなく1カ月。

 

私たちが住んでいる小さな村

9月1日に学校が始まり、間もなく1カ月が経とうとしている。子ども達が学校へ通い始めてからの様子などを今日はご報告!

 

最初の1週間は、期待や緊張、そして環境の変化についていくのに、結構疲れた様子だった。帰って来ると「楽しかったー!」とは言うものの、イライラしていたり暴力的になったりする様子が見受けられた。

学校に通い始めて3日目だったかな?お昼ごろ学校から「キキがお腹が痛いと言っている」と電話がかかって来た。帰って来たキキに話を聞いてみると、「先生が怒鳴るのが嫌だ。先生が怖い」と、涙。私とマリ君で、そんなキキを励まし心配することないよと伝えると、元気になった。ホッとしたのも束の間、2度目の電話が鳴る。今度は「メイが泣いている」と。メイの場合は、「どうしたの?」と聞いても、「話したくない!」の一点張り。お昼ご飯を食べてキキは元気に学校へ戻ったが、メイは戻りたくない様子だったので、午後はお休みした。今考えると、キキが不安な様子で家に帰るのを見て、メイも不安で寂しくなっちゃったのかな?と思う。

でも、そんな事があったのはその1日だけで、その後は徐々に学校や環境に慣れて行った様子だった。

 

日本でなんとなくマリ君とフランス語の勉強をしていたとは言え、2人のフランス語の学力はとても低い。それでも、頑張って学校で勉強してくる2人はすごいな、と感じる。ただ、お友達には本当に恵まれていて、みんな良くしてくれるので学校で遊ぶのは楽しいらしい。

定期的に、キキとメイに、「フランスの学校は、1~10の間でどれくらい好き?」と聞いてみてる。キキは、最初5だったのが、最近は7になる日もあった。メイは、最初7だったのが、最近は9になった。数値から見ると、嫌なこともあるけど、楽しいことの方が多いから学校へ通えているんだろうな、って事が分かる。

 

やっぱり、新しい言語の読み書きを習得することは大変なんだな、と改めて思った。もちろん、子ども達の吸収力は驚異的で、どんどん出来るようにはなるんだけど、それは当たり前だけど子ども達が一生懸命がんばっているからであり、努力の賜物だと思う。そして、空いてる時間に漢字の勉強もする。人よりも多く学ぶことがある子ども達、本当に感心するばかり。もちろん、疲れて日本の勉強ができない日もあるし、ネガティブになることもあるけど、私もマリ君も、そんな努力家の2人を全力でサポートしようと話し合って決めていたので、何とか情緒も落ち着いてきた。

 

フランスの学校は日本の学校よりも義務教育に関してとても厳しくて、簡単に休んだりすることができない。ホームスクールをしている子もいるんだけど、そういった子ども達は、家でしっかり勉強し、ちゃんとカリキュラムに沿って勉強が出来ているかのテストやチェックがある。

キキとメイが通っている学校でも、半日学校を休むことが4回以上になった場合は、教育委員会的なところに報告します、と懇談会で先生が言っていた。

そう考えると、水曜日に学校が休みで本当に良かったと思う。今まで週2日でしか通って来なかった子ども達が、いきなり週5日で通うのはハードルが高い。週の真ん中で疲れるころに一休みできる、これは体力的にも精神的にもとても大きいんじゃないかと思うの。

 

それから、フランスの学校でいいなと思ったことの1つは、お昼ご飯を一緒に食べられるってこと。もちろん、給食を頼めば学校で食べられるんだけど、我が家は週1日だけ給食にしている。残りの3日は家に帰って来て一緒に食べたり、学校の目の前の公園でピクニックしたりしている。お昼休みが1時間半あるので、ご飯食べた後にのんびりしたり遊んだりすることもできる。

家から学校まで歩いて2分の距離なので、このスタイルはとても気に入っている。1日の真ん中で、子ども達の様子を確認できるし、子ども達もリフレッシュできている。学校という場所が、「楽しい場所・好きな場所」とまだ認識していないキキとメイにとっては、こう言った選択が出来るのは有難い。

 

マウンテンバイクのクラブに入りました☆彡

そんな訳で、どうにかこうにかフランスの学校生活にも慣れて来た様子の子ども達。取り合えず一安心。一番大変な峠は越えたかな?と思います(*´з`)

 

キキは、休みの日のアクティビティとして、マウンテンバイクとピアノを選択。メイは、サーカスをやりたかったんだけど、定員オーバーのため願いが叶わず。メイも好きなことがみつかったらいいな~と思う。でも、メイが「やりたい!!」と言うことはめずらしいので、きっとサーカスは本当にやりたかったんだろうな。できなくて残念だけど、きっと次のチャンスは巡って来るはず♬

メイ、時々、マウンテンバイク

 

2か国語を同時に学ぶことの大変さ、それと同時に感じた課題や問題点などの気付きもあるので、近いうちシェアしたいと思います!

フランスに来てからの我が子達

2カ月の長い夏休みが終わり、9月1日からいよいよ学校が始まりました。日本の学校は4月始まりだけど、フランスは9月始まりです。

学校のことについては、また次回の記事で書こうと思うので、今回は夏休みの間の出来事について。

 

2カ月あった夏休み。フランスは極度に乾燥していて、日中は本当に日差しが強いので、午後はシエスタと言ったお昼寝をする人が多い。とは言っても、お昼寝するのは大人なんだけどね。私はお昼寝をすると夜ぐっすり眠れなくなるので、お昼寝はしません。

 

夏の間に思った事。フランス人は「水と太陽が大好き」と言う事。海・川・湖・プール。赤ちゃんからお年寄りまで、皆が泳ぎます。おばちゃんだって、ビキニの水着を着ます。中にはトップレスの女性達も…。日本との差に、軽いカルチャーショック!人の前で肌を出すこと、人から自分がどう見られるかってこと、気にしないんだね。羨ましい。。逆に言えば、人からの目を気にするって言うのは、ある意味、自意識過剰なのかも。だれも私の水着姿なんて見てないわー!って。笑

そんな訳で、夏休みの間、ほぼ毎日、川で水遊びをしていた我が子たち。

 

夏の終わりにはこんがり小麦色になった二人。水着を脱いでも白いパンツ履いてるみたいになった!笑 でも、そのおかげで、かなり泳げるようにもなった。キキは、足がつかない場所で泳いだり飛び込んだりしても、親としてハラハラする心配がなくなった。すごい!!メイは、足がつかない場所で泳いだり飛び込んだりするのが大好きだけど、親として、近くでハラハラしながら見守ってる私。それでも、すごい!!とても大きく成長したね。

 

それから、マリ君の両親の家の近所に、お友達ができた。キキの1歳上の子と、メイと同い年の姉妹。この姉妹のママは陶芸家で、パパは鍛冶職人。おばあちゃんは機織りで、おじいちゃんはヤギのチーズを作ってる人。なんとも、職人一家だこと!でも、フランスの田舎には、こんな家族がたくさんいる。

こう言った小さな職人たちを支えるのは、各地で行われるマルシェであり、もしかしたら、国からの補助もあったりするんじゃないかと思うの。

国全体で、個人のビジネスが円滑に出来るようなシステムが出来上がってるんだと思う。

 

 

話は変わって、メイは動物が大好き。大人になったら、大きなファームで動物をいっぱい飼うのが夢らしい。レゴも大好きなんだけど、新しいレゴを買う時の基準が、どんな動物が入ってるかどうか、なんだよ。笑 

フランスの田舎では、動物を飼ってる家族もたくさんいる。さっきの姉妹のおうちでは、ほぼ放し飼いの猫がいて、私たちが遊びに行った時には、子猫が6匹くらいいた。キキもメイも大喜び!メイはお友達と遊ぶよりも、子猫に首ったけ。

 

出来る事なら、連れて帰りたいー!

でもね、自分の家に住んでる訳じゃないから、そーゆー訳にはいかないよね。

 

それでも、遊びに行ったほとんどの友達の家に何かしら動物がいて、キキとメイはその度に飼い主気分を味わうことが出来た。散歩に行ったり、ご飯をあげたり、時には犬と一緒に留守番を頼まれたり。

 

マリ君のいとこの中には、やぎ飼いのお家もあるので、やぎと一緒にお散歩したりもしたよ。決して大規模な牧畜ではなく、家族経営の牧畜が残っているのどかな田舎。動物たちも幸せだろうな~。

 

この2カ月で、かなりフランス語も上達した我が子たち。それでも、フランス語の読み書きはまだまだ1年生レベル。メイに至ってはもしかしたら、幼稚園生れべるかも!!??

そんな二人が、いよいよ学校へ行き始めます。さて、どうなるのでしょう~???

 

フランスへ来て早2カ月…。元気にやってます!

6月15日の飛行機に乗り込み、フランスへ到着して既に2カ月と1週間が経った。

フランスは7月8月の丸2カ月が夏休みなの。この2カ月、会えなかった分の家族との時間を取り戻すように濃厚な時間を過ごし、長らく会えなかった友達と再会し、毎日あちこち移動したりと怒涛の様な日々を過ごしてきた。

基本はマリ君の実家にお世話になり、友人宅に泊まったりキャンプしたり。本当に毎日アクティビティ三昧で移動も多く、いい加減、最後の方はぐったり。そんな訳でもちろんパソコンに向き合う時間もなく、、

 

ようやく先週、自分たちだけの住処と呼べる家に引越しを済ませ、ほっと一息。自分たちのペースで生活が出来る幸せ。まだここに友達は居ないし、仕事も見つかってないし、コミュニティに馴染めて居ないから、とってもヒマ!!それでも、ここから新しい生活が始まるワクワク感。これから出会う人たちへの希望。

キキとメイは、いよいよ9月1日からフランスの学校へ行き始める。フランスに来てから同い年くらいの友達となかなか遊ぶ機会もなかったので、2人は学校へ行くのをとても楽しみにしている。

 

学校へ行き始めると言うことは、もう「ホームエデュケーション」ではなくなる訳で、このブログのタイトルを改めなければいけないのかもしれない。

でも、行き続けられるかどうかもまだ分からない訳で、今回は半年のお試し期間ってことで、もう少し様子を見てみようとも思う。

初めての土地で生活していく上で、学校と言う場所はやっぱり、子ども達にとっても私たち親にとっても人脈を広げられる場所。子ども達にどんな友達ができるのか、この村にはどんな家族が住んでいるのか、知るのが本当に楽しみ。

 

300人ちょっとしか住んでいないこの村。小学校は全校で15人。クラスは2クラス。とても恵まれた環境なんじゃないか、そう思うの。

 

久しぶりの投稿だったけど、私たちは元気にやってます!写真とかなかなかアップ出来ないけど、学校が始まって落ち着いたら、もう少しマメに記事をあげていきたいな、と思っているので、ぜひ読んでください♡

 

マルシェとフランス人の価値観

私がフランス生活の中でとても楽しみにしていた事の一つが、マルシェ!フランスと言えばマルシェのイメージがある人も多いと思うんだけど、本当に素敵なの。

私たちが日本で住んでいた村でも、3年ほど前から、5月〜11月限定で月に1回マルシェが催される様になった。とは言え、回数や規模を考えるとフランスのマルシェからは程遠い…。

 

じゃあ、何でフランスではマルシェが成り立つかと言えば、それは人々の価値観が大きく関わって来るんじゃないかと思う。

例えば、マルシェは各地域で週に1回しか行われないから、いつでも好きな時に買いに行けるスーパーとは違う。商品も箱の中に山積みになっているだけなので、袋に入っている訳でもないし、箱に入ってキレイに陳列されていて、品質も統一化されている訳でもない。

 

 

それでも、どうして人々がマルシェに行くのだろうか?

それはきっと、そこに行けば会える人がいるし、地域の人たちのビジネスを応援したいからだろうし、生産者から直接商品を買えるからだろう。

彼らにとって、それは、便利さや完璧さよりも大切なことなんだと思う。

 

 

コミュニケーションが大切にされている、そんな風にも思うし、社会の波にのまれず、自分が支えたい人たちを支える方法でもあると思う。

24時間営業のお店、無人化されたレジ、電子マネーの普及。衛生管理や完ぺきな商品を追求しすぎた結果、過剰なプラスチック包装、傷や虫食いが一つもない大きさが揃えられた果物や野菜。

どれも、便利さや完ぺきを求められた結果だと思う。どこに行っても同じ商品が買えるけど、それは便利であると同時に、完ぺきな物以外を受け入れない、そんな風潮もある様に思う。

 

中世から続いてきたと言われるマルシェ。それが、今も変わらず土地に根付いていると言うのは、やっぱりその土地の人たちが守って来たものであり、世の中の流行りに惑わされずに貫いてきた価値観に基づくものだと、私は思う。

フランスでは、古い物に価値があると思われている文化だと思うんだけど、それはマルシェにも繋がっていると思う。

 

私の偏見になってしまうけど、フランス人て頑固で、一筋縄では行かない少し面倒な人種だと思ってるんだけど、それは言い換えてみれば、自分の意見を持ってるってことだし、流されずに変わらない大切さとか、すぐに受け入れずに疑いを持って考えることは、とても賢い教えだと思う。

自分が持っていないものだから、より魅力的に感じてしまうのかもしれない。

カオス過ぎるパリ。でも、それが魅力なのかもしれない。

6/15 いよいよ、日本を出発!!準備に追われてた日々にさよなら〜👋

そんな訳で、フランスに無事に到着しました♡

フランスは、ワクチンを受けてる人ならもう誰でも入国できる。ワクチン未接種でも、72時間以内のPCR陰性証明書や、過去6ヶ月以内の罹患証明書があれば入国できる。

 

今回はカタール航空で行ったので、途中ドーハで乗り換えをした。今までは、一番安いチャイナエアラインアエロフロートを使う事が多かったんだけど、戦争の影響でロシア近辺の上空飛べないため、中東経由になった。

中東は初めて降り立つ地でもあった。あまり、馴染みのない国だったけど、機内食も美味しかったし、何より客室乗務員の方々が子どもにとても優しく、そんなところに国柄が出ているなー、と思った。

ドーハ空港もとても綺麗で、テレビスペースや読書ルーム、遊具のあるキッズエリアなど設備が充実しており、長い待ち時間でも、とても快適に過ごす事ができた。

ドーハまでの機内は結構空いていたので、4人で6人の席を使う事ができた。夜22:30発の飛行機だったので、ほとんど寝ていたため、子ども達が横になって寝られたのはとても良かった。

ドーハからパリはほぼ満席だったけど、朝の便だったので、みんな映画に夢中😅

 

と、ここまでは良かったんだけど、1番大変だったのは、シャルル•ド•ゴール空港からパリ市内の友達の家までの移動だった。

フランス語ネイティブのマリ君でさえ、目的地に辿り着く手段が見つからず、右往左往。それに加えて、私たちの荷物の多さから普通のタクシーでは全て入りきらない。

取り敢えず市内に出るため、空港バスに乗り込むが、チケットがスマホでしか買えず、フランスで使えるケータイを持ってない私たちはまたもや呆然とする。大荷物で子連れの私たちを見たバスの運転手さんの好意で、近くのバス発着所までチケットなしでも乗せてくれた。ありがたや〜😭

それでも、そこからまたバスやらトラムウェイと呼ばれるものを2回乗り換えたんだけど、とにかく荷物が多すぎて歩くのもバスに乗り込むのも一苦労…。子ども達も私たちも疲労マックスで、汗だくになりながらも、最後の力を振り絞ってなんとか目的地に辿り着いた…!

それにしても、階段や段差の多いパリ市内。パトカーのサイレンや車のクラクションは絶え間なく鳴り響き、歩道には散らばったゴミ。久しぶり過ぎるこのカオスに、圧倒されるばかりだった。

以前もパリに子連れで来た時に大変だった記憶があったけど、今回は更に大変な記憶が最新のものに塗り替えられた。やっぱり、パリは子連れ旅行者にはレベル高い場所だな…。

 

 

それでも、唯一の救いは、街ゆく人々がとても優しい事だった。途方に暮れる私たちに声を掛けてくれて、どこに行くのか、何を探しているのか聞いてくれて、一緒に方法を探してくれた。そして何より、私や子どもが重い荷物を抱えて階段を登りを降りする姿を見たら、必ず誰かがすぐに手伝ってくれた。近くにいれば、必ずと言って良いほど、どんな男性でも手を貸してくれた。そんなところに、フランスの国民性を感じた。

人の温かさは、どこに行っても心に沁みるよねー。

 

 

友人宅で一泊して、TGBに乗る。そこまでの道のりは、友達が駅まで付き添ってくれたので、迷う事なく辿り着けた。

パリのカオスは軽くカルチャーショックを感じる人も多いかもしれないけど、それがパリの魅力でもあるんだろうな、と思うの。全てがいつでも完璧である必要はないし、カオスだって助け合えばなんてことない。完璧すぎる環境は余白を無くし、人々の心の余裕を奪う事もある。むしろカオスなら何でもありだから面白いし、こうでなきゃいけない、って言う圧力がないから、人々はより自由なのかもしれない。

そんな事を思った、フランス初日。

フワフワ、ドキドキの1日。旅立ちの前のホームシック…

水曜日に出国なんだけど、明日我が家を出て、実家で2泊してから成田へ向かう。手続きに追われてたこの1カ月。ようやく手続きにひと段落ついたと思ったら、体調を崩してた10日間。

大切な手続きは終わったんだけど、最後の4日間は余裕を持って空けておいたのに、膀胱炎、生理痛からの風邪症状に悩まされて、思うように動けなかった。「最後の詰めが甘い」ってよく親に言われてたんだけど、最後の最後で何かを忘れていそうで、フワフワ地に足がつかない感覚の1日が過ぎた。こんな事、今までなかったんだけど、気持ちが落ち着かない。ドキドキ、ドキドキ。大丈夫かな?大丈夫かな?

 

空けていた最後の4日間は、家の掃除や自分の荷物の準備、それから親しい人たちとのお別れの時間に使った。家の掃除は私の体調不良のため、ほぼマリ君がやってくれたんだけど、自分の荷物の準備は、頭がボーっとしながらやったので、何か大切な物を忘れたんじゃないかという思いがやたら強い。それでも、もうスーツケースは成田空港に送ってしまったので、確認は出来ない。。大丈夫、忘れたものがあれば、あっちで揃えればいいよね。

 

そして、いつも仲良くしてくれてるお友達との最後のお別れ。寂しいなー。1年半後には帰って来るって分かってるのに、すごく寂しい。

その地を離れることで、初めて、自分がどれだけ恵まれた環境にいたか気付くことって、あるよね。雄大な自然の中で、仲良くしてくれる友達がいて、一緒に遊んだり、お酒飲んでバカ騒ぎしたり、本当に楽しい日々を過ごせたのは、周りにいる人たちのお陰だと、改めて感じる。なんか、とてもセンチメンタルな気持ちになる。すでにホームシック、みたいな。

昨日の夜は、お別れパーティーをしたんだけど、本当にみんな良い顔してて、「寂しくなるよ」とか「1年半後にここで待ってるね」とか言ってくれて、すごーく、心に沁みた。こんなに素敵な人たちに囲まれて、私たち、最高に幸せだなーって。それに気付けただけで、今回のフランス行きはすでに得たものが大きいと思うの。

キキも、大好きなお友達とお別れした帰りの車の中で、泣いてしまった。それだけ、仲良くなれた友達がいるって、幸せなことだよね。

 

この地でも、教育さえ私たち家族に合えば、本当はここでずっと暮らせるのにな、と思ったり。ないものねだりなんだろうか。

人生全てが上手くいく訳ではないよね。一つ一つ、優先順位を決めて選択をした結果が未来に繋がってる訳で。これからフランスへ行く事は、絶対に私たち家族にとってプラスになって、いろいろな刺激を受けて成長できる時間だと思うんだ。でも、それと同時に、フランスに住むのか、日本に住むのか、それを選択する時期も迫って来る。

フランスに住む選択肢を持つためにも決めた、今回のフランス行き。でも、今の暮らしだって最高なんだよ。

1年半後にどう思ってるんだろうな…。私も、マリ君も、キキも、メイも。それぞれの思いは変わるだろうし、どう変化するのかな?

 

今まですごく楽しみだったフランス行きが、直前になってマリッジブルー的な感覚に襲われてる私です。でも、きっとフランスに到着したら、この気持ちにも踏ん切りがついて、向こうでの生活を存分に満喫できると思うんだ!だから、今はこの感傷にもう少しだけ浸っておくことにしよう…!!!

 

今の私の気持ちにすごく近い歌。この曲は両親への歌なんだけど、友達への気持ちとかぶる部分がすごくあるの。良かったら聞いてみてね。

 

今日はうまく笑えない

そのままでいいよ

言葉を胸に行く 桜晴

今はさよなら

またねでいいかな

どんなに遠くなっても 忘れたくない

 

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抗生物質が嫌いな訳。

フランスへの出発がいよいよ来週の水曜日に迫って来た。

昨日までのスケジュールが毎日びっしりで、税金の手続き・学校の手続き・保険の手続き・ビザやパスポートの申請・通院・ケータイや車の手続き、その他諸々の書類関係に追われていました。手続き関係は、どうしても言葉の都合上、私が一人でやる事になる。

大切な手続きを一つでも忘れたら、後で大変な事になる…。1つも忘れない様に、そう思って久しぶりに気を張り詰めて来た。あと少し、あと少し。

慣れない事をすると、体力的にも精神的にもものすごく消耗するよね。この日までには何とか終わらせないと…そう思うと夜なかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めたり、夢の中でも何かに終われていたり。。疲れの取れない日々が続くと、やっぱり、体調を崩すよね。

その兆候は、Greenroomへ行った辺りから、実は出てたんだ。

 

私、基本的に病気や怪我で病院に通うことがとても少なくて、薬は飲まなければ飲まない方が、免疫力が強くなると思ってる。もちろん、ヤバい時は病院に行くけどね。

前の記事にも書いたんだけど、5月12日に親知らずを抜いたのね。それで、私、抗生物質を飲むのが大嫌いなんだけど、抜歯の時に化膿止めとして処方されたの。化膿するのは嫌だし、歯も痛いので、おとなしく処方された抗生物質も痛み止めも胃薬もちゃんと飲んだんだよ。でもね、抗生物質を飲むたびに、私の腸内環境は破壊されるイメージで、悪い菌が死んでいくと共に、良い菌も一緒に死んでしまう…そう思うの。そして毎回、抗生物質を飲んだ後に、体調を崩すんだよね。

まぁとにかく、薬のお陰で(?)抜歯した所も落ち着いた訳です。

 

抜歯から2週間ちょっとしてGreenroomがあったんだけど、横浜にいる間に、突然、主婦湿疹がぶり返したの。5年前に「主婦湿疹シリーズ」の記事を書いてるんだけど、5年間私の指を悩ませた謎の湿疹。治ってからこの5年間、ぶり返す兆候なんてなかったのに、横浜にいる間に、「あれ、指が痒い…」と。

疲れがたまってるのか?横浜の水や空気が合わないのか?免疫力が落ちてるのか?もしくは、全てが当てはまった今だから、症状が出たのか?それは定かではないんだけど、親指の湿疹はどんどん広がって、今でも皮がむけてしまってる。今度は薬指が痒くなってて、このまま広がってしまうんじゃないかと、かなり恐怖。。

 

この時点で、私の体に異変が起きてたの。

そして先週の火曜日、前日の夜に「めちゃくちゃ喉が渇くなー」と思っていると、次の日の夕方から徐々に出て来た、膀胱炎の兆候。残尿感・排尿時の酷い痛み・3分間隔でトイレへ行く。あぁ、膀胱炎になってしまった。実は膀胱炎は過去に3回くらいなったことがあって、でもここ10年くらいなってなかったので、やっぱり免疫力かなり落ちてる…と思った。こんな状況じゃなかったら、膀胱炎も精油の力を借りて自力で治してたと思うんだけど、フランス出発を目前に、やる事も山積みなので、仕方なし、病院へ行って大嫌いな抗生物質を処方してもらいましたよ。あぁ、何が悲しくて、こんな短期間に2回も抗生物質を飲まなければならないのか…。

こうして私の免疫力はどんどん落ちていくのね。そんな事を思いながら、膀胱炎もなんとか完治。

 

その数日後、突然、のどの異変に気付く。喉がイガイガする。これは扁桃腺がやられる兆候。今の私の免疫力では、どんなウィルスでもキャッチしてしまいそうな気がする。扁桃腺やられたら高熱出るよね。それは困るよ、だってまだまだ怒涛の日々は続くのだからね。。

早速ティートゥリーオイルでうがい。ほとんどの場合これですぐ良くなるんだけどね、今回は効かないー。急いで精油の辞典で調べて、タイムツヤノールの精油を取り出し、飲用+のどとリンパに塗り込む。次の日、何とかのどの痛みを回避。でものどのイガイガが少し残るので、念のためこの処置を3日間。喉のバイ菌は完全にやっつけたけど、残る眠気と鼻水。扁桃腺は腫れなかったから、熱は出なかったけど、ほんのり風邪の症状が残った。これが一昨日。

 

そして昨日。それにしても、ものすごい眠気。鼻水は少し垂れるので、体にまだバイ菌が残ってるんだろうな。眠いのに眠れないのが、ツライ。。昨日は怒涛の1日で、キキ&メイを新幹線に乗せるために駅まで送り、久しぶりの市内でやる事3つ、入国管理局で「再入国許可」を取得・マリ君と私の免許更新&私の国際免許取得・ケータイのSIMロック解除手続き。何とか1日ですべて終わらせて、ヘトヘトで帰宅。

 

そして今日。あの眠気は生理前の眠気だった事が発覚。徐々に痛みが強くなる腹痛。最終的には貧血&腹痛で歩くのもままならず。昨日でようやく急ぎでやる事リストがひと段落してので、「今日は1日何もしない!」と宣言をしてたんだけど、どっちにしても、何も出来なかったじゃん。

お腹痛いし眠いのに、痛すぎて眠れない始末。あぁ~、誰か私を失神させてくれ、とさえ思う。マリ君に助けを求める。「助けてー!お腹痛いー!苦しいよー!!私を失神させてー!!!私を置いていかないでー!!!!」マリ君、爆笑。

マリ君、優しいので寄り添ってくれるけど、痛みは変わらず。「何か欲しいものある?」と聞かれて、「…痛み止め」と答える。この間、親知らず抜いた時の痛み止め、全部飲まなかったからまだ残ってるんだった。藁をもすがる思いで、痛み止めを飲む。

生理痛で痛み止め飲んだのって、初めてかも。そもそも、こんなひどい生理痛って、学生以来とかじゃないかな。免疫力って、こんな生理の時にも影響するの!?なんて、もう訳が分からない。

 

痛み止めが効いてきて、痛みが引いていくのと共に、安らかに眠りに落ちた。目が覚めると、痛くない!眠気もスッキリ!!貧血もなし!!!ご飯が食べれる!!!!!

マリ君に「私、薬が大嫌いだけど、痛み止めが私を救ってくれた!痛み止めってすごい!!!」と言うと、「痛み止めは素晴らしい発明だよね」と笑ってた。

 

そんな訳で、親知らず抜歯の抗生物質に始まり、久しぶりにこんな短期間にいっぱい薬を飲みました。でも最後は、薬の有難みも分かった訳だけど、やっぱり抗生物質は飲んだ後は体調が崩れるっていうジンクスが、今回も立証されてしまいました。

これって、私だけ!!??

乗馬

我が子たちは動物がとても好き。特にメイは動物に対しての恐怖心があまりない様で、どんな動物とも仲良くなれる。キキは動物も好きだけど、虫の様な小さな命も大切にする優しい心の持ち主。

私も小さい頃は犬と猫を飼っていたから動物大好き。だから、本当は犬や猫はもちろん、ニワトリとかヤギとかも飼ってみたいんだけど、長期で家を空ける事の多い我が家では、動物を飼うことは現実的にとても難しい。

 

そんな訳で、家では動物を飼えないので、近所で馬を飼っている人たちの馬の世話を時々やらせてもらってたりする。お世話と言っても、時々、飼い主の帰りが遅くなる時にエサと水を補充して、馬2頭をワシャワシャして帰るだけなんだけど!

もうすぐ馬たちともお別れなので、フランスへ行く前に、飼い主さんが思い出に乗馬やりに来てー!と誘ってくれた。

 

軽い散歩かと思いきや、ガッツリ2時間も乗馬をやらせてもらった!キキとメイで交代で乗ったので、1人1時間ずつ。ママ馬ちゃんにはとても頑張ってもらいました(●´ω`●)

ちなみにこの仔馬ちゃんは、3月に生まれたばかりなので、まだ3カ月なんだよー!体重は70kgくらいだそう。この子、ほんとーにマイペースで、人が居ようと居まいとどこでも寝るし、触られててもワシャワシャされてても、嫌がる様子もなく自分の思うがまま走りまわる、可愛い仔馬ちゃんなの。

 

 

仔馬でいる期間はとても短いので、本当に今は貴重な小さな姿。この3カ月ですでにぐんぐん背も高くなり、体重も増えて、徐々にママ馬ちゃんに大きさが追い付いて来た。10カ月になると、お乳を飲むのをやめて、母離れする準備を始めるのだそう。

次に会う時はもうママ馬ちゃんと同じ大きさになってるのかー、と思うととても寂しい…😢でも、飼い主さんが「次に会う時は2人一緒に乗れるね!」と言ってくれて、確かにそれはそれで楽しみだな~と思った。

 

フランスには野生の馬がいるとどこかで聞いたことがある。野生の馬、見てみたいな。フランスではもっとたくさん動物と触れ合って、お世話させてもらったりする機会あるといいな、と思ってる。

当たり前だけど、動物って素直で、裏表がないので、私は心がとても癒されるの。ただ、大きい動物だと扱い方が分からなくて怖いと思ってしまう事もあるから、もっといろんな動物と触れ合って、動物の事をもっと知りたいなーと思ってるよ!

初めてアジをさばいてみた!

先日、魚釣りが大好きな友達から、朝獲れのアジをもらったの。最初は、「私、さばいた事ないし、遠慮しとく。。」って言ってたんだけど、友達が「Youtube見ながらやれば絶対に出来るから!」と言うので、意を決して2匹もらって来る事に。

結構、立派なアジだったよ。

でも、確かに、ずっと魚をさばけるようになりたいな~とは思ってたので、いい機会と思って挑戦してみた。

 

私がさばこうと準備していると、キキが「私もやってみた~い!」と言うので、ちょうどアジも2匹あることだし、キキと一匹ずつさばくことに!

まずは一緒にYoutubeで予習。一気に見ると覚えていられそうなので、要所要所で停止しながら、私がさばいてキキがさばくって言う順番で進めたよ。

 

なかなか器用なキキ!

 

内臓系は私も苦手なんだけど、手で触らずとも包丁で掻き出せたのでなんとか出来た。内臓だけはキキの分も私がやったよ。

切れない包丁でやったので、結構さばきずらくてなかなか身が切れない時もあったけど、何とか3枚におろすことに成功!!

上3枚が私で、下3枚がキキ。なかなか上手にできたでしょ♡

さばき終わるのに約1時間を要したので、そこから煮物や揚げ物にする気力もなく、とても新鮮だったので全部お刺身で頂くことに♬

 

やっぱり新鮮な魚ってめちゃくちゃ美味しいねー!臭みもなく、実もプリプリでキキもメイもモリモリ食べました♡

 

ずっとやってみたかった事の1つ、魚をさばくチャンスを友達にもらって、私もキキも経験値アップ!嬉しいな~♪

それにしても、初めてさばいたにも関わらず、キキもすごく上手に出来ていてビックリ!将来はシェフかパティシエになりたいと言ってるキキですが、本当に素晴らしい料理人になるんじゃないかと思うの!!

チャンスをくれた友達に感謝です☆☆☆